【天皇賞春/血統ペース理論】「春の京都で激走期待」サンライズアースのペースに“適合性の高い”注目馬 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【天皇賞春/血統ペース理論】「春の京都で激走期待」サンライズアースのペースに“適合性の高い”注目馬

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【天皇賞春/血統ペース理論】「春の京都で激走期待」サンライズアースのペースに“適合性の高い”注目馬
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5月4日に京都競馬場で行われる第171回天皇賞・春(GI、芝3200m)には、昨年の菊花賞2着で前走ダイヤモンドSを快勝したへデントール、阪神大賞典を6馬身差の圧勝で制したサンライズアース、一昨年前の勝ち馬で2度目の戴冠を狙うジャスティンパレスらが出走予定。

ここでは血統+ペースによる「独自の血統ペース理論」から注目馬を導き出す。

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■レースを支配するのはサンライズアース

日本の競馬は、高速スケートリンクターフによるスピード最優先となって久しいが、古の長い距離を走ることが強さの証明という時代は過去の遺物となり、春の古馬クラシックGIでありながら、今年も登録時点でフルゲート割れの状況となっている。

そして、レースプログラムの改変により、春の古馬路線となる宝塚記念との間隔が詰まったことで、昨年の菊花賞馬アーバンシックが出走しないという事態となっており、益々空洞化が懸念される。

想定逃げ馬:サンライズアース

父:エピファネイア母父:マンハッタンカフェ形相遺伝対象:Morn of Song(3代母)同馬が逃げて作り出す血統ペース:形相遺伝対象からBlushing Groom ~Red God系統のペース

今回の登録メンバーから診て、サンライズアースの逃げが有力と診る。逃げ徹底型が不在のメンバー構成だが、前走阪神大賞典で序盤から積極的な運びを見せ、最後は大勝してみせたサンライズアースが逃げると診る。   サンライズアースという馬は、前走阪神大賞典は格下の身分ということで、手薄なメンバー構成だったが4番人気、しかし、蓋を開ければ他を寄せ付けない圧勝劇を収めている。

形相遺伝対象のMorn of Songは7戦3勝だったが、その母Glorious Songは米国で34戦17勝の女傑であり、現代の血統地図においては、良質のスピードを伝える役割を担っており、サンライズアースが阪神大賞典で示した走りの源泉と云える。過去の活躍馬では、JC勝ち馬であるシュヴァルグランもこのMorn of Songを形相遺伝対象としており、サンライズアースは成長を遂げるにつれ、徐々に片鱗が表れて来ていると診る。

■血統ペース適合に加え記憶も良好な1頭

レースを支配する血統ペースを求めたところで、次に、血統ペースの観点から現時点の注目馬を一頭取り上げてみたい。

ブローザホーン

父:エピファネイア母:オートクレール母父:デュランダル ・形相遺伝対象:Irish Lass(3代母父の母母)・形相遺伝対象の血統ペース:Hampton系統・血統ペース適合判定:Bランク(良好)

逃げるサンライズアースも人気を集める有力馬の一角ではあるが、ここでは、昨年の2着馬であるブローザホーンを少々考察してみたい。       前走の阪神大賞典では普段どおりの後方からの運びとなり、勝負処からスタミナを活かした追い上げを見せて3着に食い込み、一時の不振を脱する光明が見えた走りを披露している。この阪神大賞典は、今回の想定逃げ馬でもあるサンライズアースが中盤まで逃げて血統ペースを作り出したレースであり、これに対応して好走できたことは今回に繋がると診る。

このサンライズアースが作り出す血統ペースに対しては、形相遺伝系統が親和性を示す範囲の系統であることからCランクの適合となるが、更に、父エピファネイア、母父サンデー系の組合せまで合致していることから、適合具合は1ランク上がってBランクの高評価となる。

私が開発した血統ペース理論は、少々難しい部分を抱える理論ではあるが、過去に同じレースに出走し、「A馬が逃げるとB馬が来る」という現象を見つけることは、誰でもできることであり、血統ペースが適合しているからこそ発生する現象であることから、この手法でも血統ペース理論を感じることはできる。形相遺伝背景などを調べることはできなくても、今回取り上げた、サンライズアースとブローザホーンのような関係性を見つけることも、競馬予想の新しい視野が広がることに繋がるだろう。

本馬の形相遺伝背景は、3代母父の仏愛ダービー馬Assertを経由し、その母母ということで血統表の奥まで遡るが、仏国2500m戦のGIIIミネルヴ賞の勝ち馬であり、更にその母父が、伊国の歴史的名馬Niccolo Dell’Arcaということで、中長~長距離に適性を持つ欧州タイプである。

本馬は、昨秋から不振に陥り、前走で不振脱出の光明が見えてきたが、そもそも、その発端である、昨秋の京都大賞典の大敗は明確な原因が有る。それは、更にその一年前の京都大賞典において、本馬はレース中に心房細動を発症、競争を中止しているが、馬はこのようなレース中に起きた様々な事象を記憶している。そして、ネガティブな事象はコンプレックスとして脳裏に刻まれる。

昨年の京都大賞典の大凡走は、「秋の京都」と「心房細動」がセットとして記憶されており、これが原因で大凡走している。各メディアでは、宝塚記念勝ち馬の謎の大凡走として扱われ、その原因が不明とされていたようだが、私に言わせれば原因は単純明快であり、本能原理に基づいている。

本馬にとって今回は「春の京都」である。昨年はこのレース2着激走、一昨年は条件戦を圧勝と、良好な記憶下にある。血統ペース適合も良好であることから、今年も激走を期待したい。

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