
ドジャースは4月30日(日本時間5月1日)、本拠地でマーリンズと対戦。ここまで不振に陥っていたマックス・マンシー内野手が今季1号アーチを放ったほか、「1番DH」で出場した大谷翔平投手がフェンス直撃の三塁打を放つなど連日の猛攻を見せ、12ー7で勝利した。チームはこれで5連勝となり、2日(同3日)からの敵地ブレーブス戦へ向けて弾みを付けた。
◆【実際の映像】マンシー、待望の今季1号アーチ! 笑顔でヒマワリの種を浴びる、ベンチのフリーマンも両手を突き上げ喜びを共有
■出場29試合、106打席目でようやく
長距離砲マンシーが、ついに目覚めの一発を放った。0-0で迎えた2回2死走者なし。先発右腕カル・クワントリル投手の直球を弾き返し、バックスクリーンへ先制ソロ。出場29試合、106打席目でようやく飛び出した今季1号にベンチもスタンドもお祭り騒ぎ。マンシー自身も思わずガッツポーズを繰り出した。
34歳のマンシーは今季、開幕から不振が続いた。試合前の時点で打率.180、OPS.531、本塁打0、打点4という成績。コロナ禍で短縮された2020年を除くと、2018年から23年までシーズン平均32本塁打を放っていた強打者にとっては明らかに不本意で、ファンからも激しい非難を浴びていた。
マンシーは試合後、この1カ月について問われると「簡単なことじゃなかった。ロサンゼルスで、このプレッシャーの中でプレーできるのは特権だし、それを糧にこれまで力を発揮してきた。それが楽だったという意味ではないが、今回は僕にとっても家族にとっても厳しい1カ月だった」と胸の内を明かした。
■同僚の祝福に「感傷的になった」
ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、テオスカー・へルナンデス外野手からヒマワリの種を大量に浴びせられた。チームメートから受けた祝福の嵐についてもコメントし、「あれは僕にとってはとても大きなことで、ちょっと感傷的になったよ」と振り返った。そして「このクラブハウスはとても団結していて、みんながお互いのことを気にかけている。僕たちは全員、勝ちたいという気持ちでひとつになっている。そして勝つためには、全体が一丸となっていないといけないんだ」とし、チームが備えている団結力を強調した。
マンシーが本塁打を放った瞬間、両手を突き上げて喜びを共有したフレディ・フリーマン内野手は「彼が最初の1本を打つために、苦しみながら自分のスイングを修正しようとしてきたのを僕は知っている。彼は本当に一生懸命やってきた。だから、その努力の末に結果が出たことは本当にうれしいし、これをきっかけにマックスの打撃が一気に爆発してくれたらいいね」とし、今後の巻き返しに期待を寄せた。
◆【実際の映像】マンシー、待望の今季1号アーチ! 笑顔でヒマワリの種を浴びる、ベンチのフリーマンも両手を突き上げ喜びを共有
◆大谷翔平、3、4月に7本塁打で“3年連続キング”へ視界良好 盗塁も序盤戦では自己最多、二刀流の復帰時期が焦点
◆レジェンド左腕カーショー、リハビリ3度目の登板でも順調な回復ぶり 「全体的には良かった」と手応え
Hello, Max! pic.twitter.com/dju1A2Fp8P
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) April 30, 2025