
MLBは30日(日本時間5月1日)、ダブルヘッダーを含む16試合が行われ、全30球団が4月の日程を終えた。とりわけハイレベルな戦いのナ・リーグ西地区は、昨季世界一のドジャースが21勝10敗で首位に。2位のパドレスが19勝11敗、3位ジャイアンツも19勝12敗と肉薄。4位のダイヤモンドバックスも16勝14敗と勝ち越しており、今後も激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。
◆【今季の順位表】昨季世界一のドジャースは順当にナ・リーグ西地区トップに!最下位ロッキーズの敗戦はどこまで増えるのか……!
■ロッキーズは「不名誉記録」更新ペースに
この日のドジャースは、本拠地でマーリンズと対戦し12-7で勝利。5連勝で4月を終え、ナ・リーグ西地区首位をキープした。今季は日本で開幕シリーズ2試合を行い、再度オープン戦を挟む変則日程で序盤戦を戦ってきたが、ほぼ前評判通りの強さを見せている。
耐久力に不安を残す先発陣に離脱者が出たものの、屈指の上位打線は健在。ムーキー・ベッツ内野手がやや低調だが、大谷翔平投手、フレディ・フリーマン内野手が結果を残し、テオスカー・ヘルナンデス外野手はリーグトップタイの32打点と好調ぶりが際立っている。
ドジャースに肉薄するパドレスとジャイアンツ、さらにダイヤモンドバックスも順調に滑り出した一方で、完全に一人負け状態なのが最下位ロッキーズ。開幕30試合で5勝25敗と大きく出遅れ、早くも借金20に到達。首位と15.5ゲーム差がついており、昨季ホワイトソックスが更新したメジャーワースト記録121敗を超えるハイペースで黒星を積み重ねている。
そのほかナ・リーグ東地区はメッツ、中地区はカブスがトップに。ア・リーグは東地区がヤンキース、中地区はタイガースが好調。西地区はマリナーズが首位、開幕序盤好調だったエンゼルスは5連敗で4月を終了。借金5で地区最下位に沈んでいる。
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MLB順位表 ア・リーグ
東地区ヤンキース 18勝13敗 .581レッドソックス 17勝15敗 .531レイズ 14勝16敗 .467ブルージェイズ 14勝16敗 .467オリオールズ 12勝18敗 .400
中地区タイガース 19勝12敗 .613ガーディアンズ 17勝13敗 .567ロイヤルズ 16勝15敗 .516ツインズ 13勝18敗 .419ホワイトソックス 7勝23敗 .233
西地区マリナーズ 18勝12敗 .600アストロズ 16勝14敗 .533アスレチックス 16勝15敗 .516レンジャーズ 16勝15敗 .516エンゼルス 12勝17敗 .414
MLB順位表 ナ・リーグ
東地区メッツ 21勝10敗 .677フィリーズ 17勝13敗 .567ブレーブス 14勝16敗 .467ナショナルズ 13勝18敗 .419マーリンズ 12勝18敗 .400
中地区カブス 18勝13敗 .581レッズ 16勝15敗 .516ブリュワーズ 16勝15敗 .516カージナルス 14勝17敗 .452パイレーツ 12勝19敗 .387
西地区ドジャース 21勝10敗 .677パドレス 19勝11敗 .633ジャイアンツ 19勝12敗 .613ダイヤモンドバックス 16勝14敗 .533ロッキーズ 5勝25敗 .167
※いずれも現地4月30日終了時