
カブスの鈴木誠也外野手は1日(日本時間2日)、敵地でのパイレーツ戦に「3番DH」で先発出場。5回には昨季新人王の豪腕ポール・スキーンズ投手から8号ソロ、7回には救援右腕カイル・ニコラス投手から9号2ランと2打席連続本塁打を放った。4打数2安打3打点で、打率は.295。試合はカブスが8-3で勝利した。MLB公式サイトなど米複数メディアが伝えている。
◆大谷翔平、4月は堅実スタートも……全打者トップの「打撃精度」 昨季を超える“強さと正確さ”が浮き彫りに
■カウント3-0から左翼席へ運ぶ
怪物スキーンズの前に4回まで1安打に抑え込まれていたカブス打線だったが、0-2で迎えた5回、一気に逆襲に転じた。
ダンスビー・スワンソン内野手のソロ本塁打で1点差に迫ると、2死走者なしからカイル・タッカー外野手が同点ソロ。そして、続く鈴木が勝ち越しの8号ソロを左翼席へ叩き込み、1イニング3発で逆転に成功した。
鈴木は3-2で迎えた7回にも9号2ランを放ち、今季2度目、メジャーで5度目となる2打席連発。4打数2安打3打点の活躍で、チームの勝利に貢献した。
試合後には米放送局『マーキー・スポーツ・ネットワーク』のインタビューに応じ、「スキーンズは本当にいい投手。今日はおそらく彼自身の状態はそんなに良くなかったと思うが、彼のようないい投手に対してはどんどん振っていかないと結果は出ないと思うので、しっかりとあのカウント(3-0)から振れた、唯一の甘い球をしっかり振れたというのが良い結果につながったと思う」と振り返った。
■「セイヤはストロングマン」
クレイグ・カウンセル監督は鈴木について「すごく自信を持ってプレーしていると思う。彼はストロングマンだ。スイングは美しいし、本当に力がある。それだけだよ」と言及したが、この点について本人は「周りに力のある選手がたくさんいる中で、自分も負けたくないという思いで色々なことに取り組んで来た。日本にいた頃と比べると、今の方が強く振れるようになっていると思う」と明かした。
この試合を終えた時点で、打率.295、9本塁打(メジャー全体4位タイ)、28打点(同3位タイ)、OPS.990(同5位)となった。パワーアップした鈴木の活躍にますます注目が集まりそうだ。
◆前田健太の“事実上戦力外”をドジャース地元メディアも報道「37歳の彼をLAへ迎え入れますか?」 2016年から4年間所属