
MLB公式サイトは5日(日本時間6日)、46人の専門家によるMVPの模擬投票を実施した。ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が満票で選出された一方で、ナ・リーグは1位票が割れる大混戦に。トップには、パドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手が急浮上。大本命と見られるドジャースの大谷翔平投手は、3位にランクインした。
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■好調のタティスJr.がトップ
MLB公式サイトは同日、「2025年最初のMVP投票でALの本命が明らかに、NLは混戦」と題した記事を公開。これまでのパフォーマンスに加えて、残りシーズンでの予想も含めた上でMVP模擬投票を行った。投票者は各リーグのトップ5を選び、1位に5ポイント、2位に4ポイント、以下3-2-1ポイントが付与される。
ナ・リーグは、開幕から好調のタティスJr.が1位票を16人集めてトップに選ばれた。タティスJr.は今季打率.317、8本塁打、OPS.943、8盗塁で「40本塁打、40盗塁」ペース。米データサイト『FanGraphs』算出の勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」は、早くも2.1をマークしている。
■月間MVPのアロンソが2位、大谷翔平は3位に
2位はメッツのピート・アロンソ内野手。1位票だけを見ると17人でもっとも多い結果に。3、4月度の月間MVPを受賞した生え抜きスラッガーは、5日(同6日)終了時点でリーグトップの打率.349、OPS1.143を記録。9本塁打とパワーも健在で、タティスJr.同様にfWAR10以上のハイペースで打棒を振るっている。
大本命の大谷は5日(同6日)、今季9号本塁打を放つなど打撃が上向き。同記事では「2024年に比べると派手さはないものの、4日(同5日)時点でのOPS.970はMLB全体で7位。そして『40-40』ペースです」と評価、1位票8人を集めたと記した。また、3位にはカブスのカイル・タッカー外野手、4位にはダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手が選ばれている。
今季も最有力候補の大谷に加えて、新たな顔触れも急浮上したナ・リーグMVP争いに今後も注目したい。ア・リーグではヤンキースのジャッジが、1位票全てを集めてトップに選出された。
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