
ドジャースのキム・へソン内野手は2日(日本時間3日)、トミー・エドマン外野手に代わりメジャーに初昇格。守備固め、代走要員としてメジャーの舞台を踏むと、5日(同6日)のマーリンズ戦からは先発に名を連ねるなど、最高峰の舞台で一歩を踏み出している。
ユーティリティ選手でもある韓国の26歳逸材はドジャースで定着できるのか。メジャー残留の可能性について、現地メディアが報じている。
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■T・ヘルナンデス負傷で出場機会も?
キム・へソンは韓国プロ野球のキウムからポスティングシステムでドジャースに加わったなか、開幕はマイナーで迎えた。しかし、右足首の負傷で負傷者リスト(IL)入りしたエドマンに代わり2日(同3日)メジャーに昇格すると、同日に守備要員でメジャーデビューを果たし、翌日には代走で初盗塁も記録した。
そして、5日(同6日)のマーリンズ戦からは「9番二塁」として先発出場を果たし、ここまで8打数3安打、打率.375と上々のスタートを切っている。
地元メディアの『ドジャース・ネーション』は、「キム・へソンがドジャースで好成績を収め続ければ、すぐに降格することはないかもしれない」と題した記事を掲載。今後のメジャー定着に向けた可能性を記している。
記事内では、「エドマンの復帰後はキムはマイナーリーグに降格することが予定されていた」と述べたように、当初は10日間のIL入りしたエドマンが戻るまでの“期間限定”でキム・へソンが昇格を果たしたと当初は見られていた。しかし、「彼はチームに活気を与えてくれる」とのデーブ・ロバーツ監督のコメントとともに、MLBに残留する可能性にも触れられている。
一方でロバーツ監督はキム・へソンの育成プランについて「彼に(マイナーリーグ)で練習する機会を与え、できるだけ打席に立たせて、守備をさせてアメリカの野球に慣れさせることも必要」との考えも明かしており、慎重な姿勢も見せる。「どのようなことが最終的に彼にとって最もプラスになるのか?それが議論のポイントとなる」と今後の起用については考えていくとしている。
なお、ドジャースはテオスカー・ヘルナンデス外野手がIL入りしており、キム・へソンがメジャー残留となれば、出場機会に恵まれる可能性はあると予想される。はたして、米挑戦1年目の26歳はメジャーの舞台で生き残っていけるのか。
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