
MLB公式サイトは7日(日本時間8日)、最新の先発投手ランキングを発表。昨季サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(タイガース)がトップに選出された。2位はハンター・ブラウン(アストロズ)、3位に山本由伸(ドジャース)がランクイン。メジャートップの防御率0.90を誇る日本人最強右腕が、トップ3に食い込んだ。
◆【ランキングトップ10はこちら】好調の山本由伸、先発投手3位にジャンプアップ!前回トップのスキーンズは首位から陥落
■トップはCY賞左腕スクーバル
タリク・スクーバルの11奪三振公式サイトは同日、「先発投手パワーランキング:トップ3がすべて刷新」と題した記事を公開。現在の先発投手トップ10を発表した。ランキングは直近の成績に加え、シーズン全体の成績、過去365日間のパフォーマンスも考慮。最近の活躍がもっとも重視されたものとなっている。
最新のランキングでトップに立ったのが、昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した左腕スクーバル。今季は7先発で防御率2.21、直近5先発ではわずか3失点と抜群の安定感を見せている。平均97.4マイル(約156.7キロ)のフォーシームとシンカーを投げ分け、決め球チェンジアップは被弾なし。四球率3.1%はメジャー全体で2番目の少なさで、高い奪三振能力も健在だ。
■前回7位からランクアップ
前回1安打投球の山本由伸2位のブラウンに次いで3位にランクインしたのが、今季好調の山本。メジャー2年目で本領発揮している右腕は、現在メジャートップの防御率0.90。開幕から7登板で3失点以上を許した試合がなく、直近4先発のうち3試合が無失点と圧巻のパフォーマンスが続いている。際立つのが高いゴロ率で、今季150打席以上対戦した投手で4番目に多い61.5%を誇る。
スプリットの平均打球角度が、昨季の±0°から今季は-16°に。引っ張った打球のエアー率(フライ、ラインドライブ、ポップアップの合計)が大幅に減少、長打を浴びるケースが極端に少なくなった。
同記事では「なぜ、ロサンゼルスが高額な投資をしたのかをまざまざと見せつけている」と高評価。「オフシーズンではロウキ・ササキが話題の中心だったが、2025年で本当に輝いているのは、前年オフに日本から獲得した投手だ」と賛辞を贈っている。
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公式サイトが選出、最新の「先発投手トップ10」1. タリク・スクーバル(タイガース)2. ハンター・ブラウン(アストロズ)3. 山本由伸(ドジャース)4. ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)5. マックス・フリード(ヤンキース)6. ポール・スキーンズ(パイレーツ)7. ギャレット・クロシェ(レッドソックス)8. ザック・ウィーラー(フィリーズ)9. ネイサン・イオバルディ(レンジャーズ)10T. ヘスス・ルザルド(フィリーズ)10T. マッケンジー・ゴア(ナショナルズ)