
ドジャースの大谷翔平投手はポストシーズンで投げない――。 MLB公式サイトと米メディア『ヤフースポーツ』は8日(日本時間9日)、「今後に向けた6つの大胆予想」と題し、共同の特集企画を掲載。その中でマウンド復帰を目指している大谷だが、ポストシーズンでの登板は回避すると主張した。
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■全力投球すれば「ケガのリスク高まる」
MLB公式サイトと『ヤフースポーツ』が展開した記事には、「メッツのピート・アロンソ内野手がナ・リーグ三冠王を獲得する」や「ア・リーグMVPは、(アーロン・ジャッジではなく)タイガースのライリー・グリーン外野手が受賞する」「ア・リーグ西地区を制覇するのはアスレチックス」など、まさに大胆な予想が並んだ。
その1つに「ショウヘイ・オオタニはポストシーズンで登板しない」というのも含まれた。マウンド復帰を目指す大谷は現在、週2回(主に水曜日と土曜日)ほどブルペンでの投球練習を続けており、7月のオールスターゲーム終了後から登板する見込みとなっている。
ただ、『ヤフースポーツ』のジェイク・ミンツ記者は、それでも大谷はポストシーズンでの登板を回避すると予想した。
「オオタニは間違いなく球界トップ3に入る打者。この事実が、彼を雇う球団を難しい立場に置いている。彼が投手復帰に向けて歩みを進める中で、ドジャースは“贅沢な悩み”に直面することになる。というのも、冷酷で厳しい現実だが……パワー全開の投球をするようになれば、それだけケガのリスクが高まり、再び離脱を余儀なくされる可能性も増す。もし、その問題が10月に発生すれば、LAの打線は(ポストシーズンという)最も重要な時期に大事な戦力を欠くことになってしまう」と指摘した。
■「最悪のシナリオはチームが沈没」
つまり、「投手・大谷」に期待するということは、「打者・大谷」を失う危険もはらむとし、同記者は「ポストシーズンでオオタニを投手として起用することは不必要なリスク。最悪のシナリオでは、このドジャースという巨大艦隊を沈没させかねない」として、チームはこれを避けると見立てた。
現在ドジャース投手陣は負傷者が続出しているが、同記者は「(離脱している)先発投手たちは、逆に10月には健康を取り戻している可能性が高い」とし、肝心な時期には主力投手が揃っていると予測。このため、リスクを負ってまで大谷をマウンドに送る必要はなくなると説明した。
同記者は「相手打者以外の誰もが、オオタニがポストシーズンでマウンドに立つ姿を見たいと思っているだろう。しかし、人々が望むことと、チームにとって最適なことは、まったく異なる」とつづり、最後まで大舞台での「投手・大谷」には否定的な考えを示した。
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