
ドジャースは10日(日本時間11日)、敵地でチェイス・フィールドでダイヤモンドバックスと対戦し、0-3で敗戦。打線が沈黙し、今季の成績を26勝14敗とした。
5月に入りベストメンバーが揃わない戦いが続くなか、開幕当初は怪我に苦しんでいた頼れる存在が好調を維持している。
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■月間打率4割超えと絶好調
ドジャースは開幕から本塁打を量産していたトミー・エドマン外野手が右足首の炎症を訴え3日(同4日)に故障者リスト(IL)入り。さらに、離脱時点でナ・リーグトップの34打点を挙げるなどチーム3冠だったテオスカー・ヘルナンデス外野手も左股関節痛により6日(同7日)にIL入りした。貴重な得点源を2選手欠いたなかでの戦いを強いられている。
そんななか、ここに来て傑出した働きを見せるのがフレディ・フリーマン内野手。昨年終盤に負った右足首の状態を悪化させ、開幕直後にIL入りしたものの、4月11日(同4月12日)に復帰すると次第に復調の気配を見せる。4月24日(同4月25日)のパイレーツ戦から14試合連続安打を放った。5月に入っても2度の3安打を挙げるなど一気に打率を上昇させた。

ドジャースのフレディ・フリーマン(C)Getty Images
5月に入り月間打率.417、3本塁打、13打点と圧巻の活躍を見せているフリーマンだが、直近のダイヤモンドバックス戦を終えた段階の今季の打席数は「121」。ドジャースは40試合を終えているが、規定打席の「124」までわずかに足りていない。
しかし、このまま先発出場を続けていけば規定打席に到達する見込み。現時点で打率.352はナ・リーグ首位を走るブレンダン・ドノバン内野手の.329や2位のマニー・マチャド内野手の.326を上回っており、“隠れ首位打者”のフリーマンが打率争いでトップに立つ可能性がある。
なお、ドジャースでは前日に決勝弾を放った大谷翔平投手も5月は打率.361、5本塁打、10打点を挙げるなどチームを支えており、2試合マルチ安打の続いたムーキー・ベッツ内野手を含めた“MVPトリオ”にかかる期待は大きい。そんななか、怪我人続出の緊急事態を救うフリーマンには注目が高まる。
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