
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は17日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同145位のブリアーナ・ブルゴス(プエルトリコ)と対戦。ゲームカウント4ー0でストレート勝ちを収めた。
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■24歳が表彰台へ向けて初陣
伊藤は個人戦のシングルスではベスト8が最高位。自身初のメダル獲得に向けて初陣に挑んだ。
第1ゲームの立ち上がりは鋭いストレートや逆チキータを見せるなど、伊藤が持ち味である多彩な攻めで相手を揺さぶる。伊藤は緩急をつけたラリーからバックハンドでも強打を放ち、ゲームポイントもものにして11-4で先手を取る。
第2ゲームも伊藤が鋭い変化でブルゴスからポイントを奪い、6-2とリードを広げる。7-4の状況ではつなぎのラリーからフォアスマッシュが決まるなど、切れの良い動きが目立ち、最後もサービスエースで11-5とものにする。
第3ゲームはサービスから2本ポイントを奪った伊藤にブルゴスも粘りを見せ点差を詰める。それでも、8-4ではサービスからの3球目攻撃が鮮やかに決まり、9-5ではスマッシュも決めるなど要所を抑え、11-5で王手をかける。
第4ゲームも伊藤が主導権を握ったまま試合が流れ、4-1とリードしたところでブルゴスがタイムアウト。その後も連続ポイントと気を緩めない伊藤は、強烈なバックハンドに台上プレーでも巧みな技術を披露。最後は11-2で取り切り、ストレートで完勝を収めた。
順調なスタートを切った伊藤は2回戦で、アイア・モハメド(カタール)とロサルバ・アギエラ(キューバ)の勝者と対戦する。
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