
オリオールズの菅野智之投手は21日(日本時間22日)、敵地アメリカン・ファミリー・フィールドでのブルワーズ戦に先発登板。勝ち星こそ付かなかったものの、6回5安打2失点と試合を作りチームの勝利に貢献した。
今季開幕から不振のオリオールズは、前日まで8連敗と絶不調。ブランドン・ハイド監督が解任されても好転しない最悪の状況の中で、ベテランの好投がチームを後押しした。
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■チーム8連敗でようやく……
菅野は初回、上位打線を一直、左直、一ゴロに抑える安定の立ち上がり。2回裏には2三振から四球と中前打で走者を背負うも、後続を切って無失点に。5回裏1死二塁では、守りの隙を突かれて1点を奪われ、続く6回裏には主砲のリース・ホスキンス内野手に一発を浴びたが、要所を締めて1点ビハインドの状態で後続へ託した。
その後打線が奮起し、延長11回までもつれた試合は8-4でオリオールズが勝利。前日まで続いた連敗を8でストップさせた。
MLB公式サイトは同日、オリオールズの勝利を速報。試合を作った菅野に関して、「メジャー10度目の登板で、6回を投げて5安打2失点と安定感のある登板だった。35歳の右腕は今季、10先発のうち9試合で3失点以内に抑えている」と伝え、今季チームトップの5回目のクオリティスタート(6回3失点以内)を記録した右腕を高く評価した。
球団公式Xも「トモのピッチングは冴えていた」と写真を添えて投稿。大型連敗を止めたチームに安堵している様子だった。
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