
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は22日に大会6日目を迎え、男女シングルスの4回戦、男女ダブルス準々決勝、混合ダブルスの準々決勝が行われる。
各種目で日本勢が奮闘を見せているなか、ダブルスではメダルマッチが行われることもあり期待が高まっている。
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■戸上は張本智を4-1で撃破
混合ダブルスで大一番に挑むのが18歳の松島輝空(木下グループ)、16歳の張本美和(木下グループ)による“そらみわ”ペア。個人戦初出場ながら堂々の戦いぶりでベスト8に駒を進めた両者が、王楚欽、孫穎莎(中国)と準々決勝で対戦する。2021年、23年大会を制している第2シードは優勝候補の一角だが、前日に中国超えでメダルを確定させた吉村真晴(SCOグループ)、大藤沙月(ミキハウス)ペアに続きたい。
女子ダブルスでは大藤、横井咲桜(ミキハウス)ペア、張本美、木原美悠(個人)ペアがそれぞれ韓国ペアとの戦いを迎え、準々決勝に勝利すればメダルが確定する。前回メダリストの木原を除く3選手は初の女子ダブルス表彰台をかけた戦いに挑む。
男子シングルスでは前日に張本智和(トヨタ自動車)との同士討ちを4-1で制した戸上隼輔(井村屋グループ)が日本男子で唯一ベスト16に勝ち進んだ。世界ランキング10位のダルコ・ヨルギッチ(スロベニア)は同30位の戸上にとっては簡単な相手ではないが、好調を維持しる今大会でさらなる上位を窺う。

戸上隼輔(C)ITTF
また、4選手がベスト16入りしている女子シングルスもメダル獲得への期待が高まっている。2大会連続のメダルを狙う早田ひな(日本生命)は石洵瑶(中国)、初のシングルス表彰台を狙う伊藤美誠(スターツ)は鄭怡静(台湾)と難敵との戦い。3種目出場の張本美、大藤と合わせた4人がベスト8に勝ち進めるか。
前日に吉村、大藤ペアが金星を挙げて今大会のメダル第1号となったなか、続く選手が現れるかは注目が集まる。
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