
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は22日、女子シングルスの4回戦が行われる。世界ランキング7位の早田ひな(日本生命)は同23位の石洵瑶(中国)と対戦する。
ベスト16へと駒を進めた前回の銅メダリストである早田。中国の難敵と迎える戦いを現地メディアが展望している。
◆【速報/動画あり】早田ひな、中国選手撃破で2大会連続メダルに王手 世界23位・石洵瑶を4-2で下し大藤沙月に続き8強入り
■前回大会では王芸迪を撃破
早田は1回戦でアディナ・ディアコヌ(ウクライナ)、2回戦でネダ・シャハサバリ(イラン)を下して迎えた21日の3回戦では同85位のハナ・マテロワ(チェコ)に2ゲームを奪われたものの、4-2で競り勝ち、4回戦へ進んだ。
ベスト8をかけて戦うのは石洵瑶で、2大会連続のメダルを見据える早田にとっては一つの山を迎える。中国メディア『捜狐』は「石洵瑶対早田ひな、準々決勝に進出するのはどちらか?前者の安定性が成功、失敗を左右する」と見出しを打ち、この一戦に注目している。
記事内では、石洵瑶が世界ランク上位の孫穎莎、王曼昱らと比べると国際舞台での実績では劣るものの、「純粋な能力だけでいえば、石洵瑶は早田ひなを倒すだけのものを備えている」と評価している。
その上で早田のアドバンテージとして「戦術的なルーティーンや大会における経験値が豊富」と言及し、「早田ひなの攻撃における脅威は、台上におけるバックハンドのひねりと、サービスを受ける際のバックの対角線の力から生まれる」と特徴を分析している。サービス、レシーブでともに正確性を保つことが日本のエースとの戦いでは重要だと説いている。
早田は前回のダーバン大会で準々決勝で王芸迪を倒してメダリストとなり、飛躍を遂げた。2年が経ち迎える中国勢との再度のマッチアップで包囲網を掻いくぐり、勝利を収めることができるか。
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