
ナ・リーグ西地区のロッキーズは21日(日本時間22日)、本拠地クアーズフィールドでのフィリーズ戦に5-9で敗戦。4連敗で借金33となった。
これで開幕49試合で8勝41敗と大きく負け越し、シーズン136敗ペースと悲惨な状況が続いている。ロッキーズの地元メディア『デンバーポスト』は、史上最低記録を更新した開幕50試合の勝敗数を取り上げた。
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■「悲惨なトロフィーを手に入れた」
『デンバーポスト』によると、今季のロッキーズは開幕49試合を終えて「8勝41敗」の借金33。これは、近代メジャーリーグ史上でワースト記録になるとのこと。これまでは2023年のアスレチックスが残した10勝40敗が最低で、すでに記録更新が確定したようだ。
ロッキーズの本拠地クアーズフィールドは標高約1600メートルに位置し、空気の密度が薄いため打球が飛びやすく、変化球も曲がりにくくなることで有名だ。今季はチーム防御率5.92、被打率は悪夢の「.301」で全球団ワースト。打線には好影響が出ていた年も多かったが、今季は30球団中27位のチーム打率.219と振るわない。
10日(同11日)にはバド・ブラック監督が解任されたが、指揮官を挿げ替えたところで状況が好転するわけもなく、黒星の量産は留まるところを知らない。オーナーが補強に積極的ではないため、チームは低迷から抜け出せず厳しい状況が続く。ドジャースにパドレス、ダイヤモンドバックス、ジャイアンツが同地区で熱戦を繰り広げる中、完全に蚊帳の外となっている。
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