
ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは21日(日本時間22日)、米ポッドキャスト『ドジャース・テリトリー』にリモート出演。故障者が続く投手陣について語り、肩を痛めて戦線離脱している佐々木朗希投手の現状と今後のプランを明かした。
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■打線とブルペン陣でカバーしている現状
『ドジャース・テリトリー』に出演したプライアーは、投手陣について「原因を一つに絞るのは無理なんだ。個々の故障歴や、突発的なもの、消耗など様々だから。野球界全体で怪我は問題視されている。うちは特に期待された先発投手を多く失っているから、プレッシャーだよ。トレーニングや技術は進化しているのに、怪我は減らないね」と語った。
肩の関節付近に痛みが生じる「インピンジメント症候群」で戦列を離れた佐々木に関しては、「昨季日本で問題だったのが、今季も少し出てきた。パフォーマンスが落ちて、球速も下がった。彼が声を上げてくれて良かったよ。現在は肩のコンディショニングと強化に集中しているところだ。10日ほどで良い状態になれば、ボールを握って次のステップへ進む。メジャーで結果を出しながら成長するのは難しいけれど、彼にはその可能性があると思う」と、今後のプランを明かした。
ドジャースの先発投手陣は現在、山本由伸とダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、戦列復帰したクレイトン・カーショーに加えてランドン・ナックらが登板しているが、試合序盤で失点するケースも少なくない。当面は限られた戦力でやりくりし、打線とブルペン陣でカバーするしかなさそうだ。
プライアーは大谷翔平投手については「具体的な時期を言うのは難しい」とし、6月後半には打者と対戦できるかもしれないと話すにとどめた。
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