
カブスのピート・クロウ=アームストロング外野手は23日(日本時間24日)、敵地グレートアメリカン・ボールパークでのレッズ戦に「4番中堅」で先発出場。逆転の14号満塁アーチを含む、2本塁打6打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
「PCA」の愛称で知られるクロウ=アームストロングは、今季メジャー3年目。球界屈指の守備力と俊足に加えて、打撃でも急成長。ナ・リーグMVP争いの最有力候補に躍り出た。
◆カブスの新星「PCA」が3年目で打撃開眼 ドジャース投手陣を翻弄した“好球必打”と長打の増加
■球界屈指の外野守備も魅力
この日2発目となる14号グランドスラムこの日のPCAは、5月好調の打撃で大活躍。4点ビハインドの4回表、1死二塁で相手先発ハンター・グリーン投手のフォーシームを鮮やかに右中間へ。反撃の口火を切る13号2ランを放つと、7回表には2点ビハインドから値千金の14号逆転満塁弾を記録した。
試合はPCAの一発でリードを奪ったカブスが、13-6でレッズに逆転勝利。同地区対決を制してナ・リーグ中地区首位をキープした。
PCAは今季13号14号アーチを含む、5打数3安打6打点の大活躍。米データサイト『ファングラフス』が独自に算出した最新の勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」では、前日時点で「2.9」を記録。大谷翔平投手(ドジャース)、コービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)らの「2.8」を抑えてナ・リーグ単独トップに。急成長を遂げた打撃に加えて、中堅手としての守備も高く評価されている。
年間MVPの大本命、大谷の最大のライバルになる可能性を秘めたPCA。今後の活躍にも注目だ。
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