
ドジャースは26日(日本時間27日)、敵地プログレッシブ・フィールドでガーディアンズとの3連戦初戦に臨み、7ー2で快勝を収めた。
「1番DH」で先発出場した大谷翔平投手は初回の第1打席で19号本塁打を放ち、チーム打線をけん引。先発マウンドに上がった山本由伸投手は6回3安打2失点、7奪三振の快投で今季6勝目を挙げた。日本選手2人の活躍を地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』電子版が報じている。
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■初回の得点からリードを守る、山本は防御率1.97に
ドジャース打線は大谷が2試合連発となる先頭打者アーチで初回に初得点を挙げると、その後も「MVP」トリオのムーキー・べッツ内野手やフレディ・フリーマン内野手、アンディ・パヘス外野手、テオスカー・ヘルナンデス外野手の適時打で得点を重ね、9回にウィル・スミス捕手がダメ押しの5号ソロを放つなど躍動。
投手陣も、先発の山本が6回2失点と試合を作ったほか、3回のバント処理の際に一塁まで走り込んで直接タッチアウトを奪うなど守備面でも活躍。山本がマウンドを降りてからは3人で繋いで無失点で切り抜けた。山本は試合を終えた時点で防御率1.97で、メッツの千賀滉大投手の「1.46」に次ぐナ・リーグ2位をキープ。被打率.170ではリーグトップを記録している。
■大谷と山本がドジャース打線をけん引
地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者は試合後に「ヨシノブ・ヤマモトとショウヘイ・オオタニの活躍でドジャースはガーディアンズにストレスフリーの勝利」と題した記事を投稿。2人の日本選手がドジャースを快勝に導いたことを伝えた。
ドジャースは前日まで直近9戦3勝と低迷していたが、同記者は「ショウヘイ・オオタニが2試合連続となる先頭打者アーチを放ち、19本塁打でメジャートップに立つなど、序盤から好調なスタートを切った」とドジャース打線に火をつけた大谷を絶賛。
山本については「今季先発した11試合ほぼすべてでそうだったように、勝利への順調な道を切り開いた」と絶大な信頼を寄せており、3回の好守備についても「グラブで重要なプレーを見せた」と称賛した。試合を振り返り、「攻撃陣もヤマモトの好投を確実に援護し、オオタニの初球本塁打の勢いに乗って、ガーディアンズとその強力な先発投手ギャビン・ウィリアムズを相手に、生産性の高い万能なパフォーマンスを見せた」と総括。大谷と山本によりドジャース全体のパフォーマンスが上がったと指摘した。
ドジャースは27日(同28日)にガーディアンズとの2戦目を迎える。大谷は3試合連発20号で再びチーム打線に火をつけて2連勝へと導くか。
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