
カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は27日(日本時間28日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番左翼」で先発出場。菅野智之投手から本塁打を放つなど4打数3安打の活躍で、チームの逆転勝利(7-4)に貢献した。MLB公式サイトなど米複数メディアが試合の様子を伝えている。
◆【実際の映像】侍Jの“核弾頭”ヌートバーが菅野智之攻略でスランプ脱出 カットボールを右翼スタンドへ運んだ8号2ラン
■5試合19打数1安打と低迷
チームの元気印、ヌートバーが躍動した。まずは初回先頭で、菅野から右前安打をマーク。3試合ぶりの安打で勢いに乗ると、続く2回の第2打席では菅野のカットボールを捉え、8号2ランを右翼スタンドに運んだ。
4回の第3打席は空振り三振に倒れたが、7回の第4打席では同点につながる左前安打を放ち、勝ち越した8回の第5打席は四球を選んで出塁、後続につなげた。
2ランを含む4打数3安打2打点、2得点と大暴れしたヌートバーだが、最近5試合は19打数1安打と低迷。この日は試合前、オリバー・マーモル監督に監督室に呼び出され、アドバイスを受けていた。
指揮官によると、ヌートバーに伝えたのは打撃フォームなど技術的なことではなく、もっぱら精神面だという。「このスポーツは本当に難しいからね。選手が調整すれば、相手もまた調整してくる。すると、こっちもさらに調整しないといけなくなる」とした上で、「だから、このゲームがどれだけ難しいかをよく理解し、今の状態が単に一時的なものだと分かれば、より前向きになれると思うんだ。だから、彼は大丈夫。実際、彼は正しい方向に向かっている」と話した。
■「本当に辛いことがある」
そして、ヌートバーからは「まったく、このゲームって時々本当に辛いことに見舞われるよね。それでも何だかんだ言って、僕たちは毎年この世界を選ぶことになる。やるしかないんだ」という発言があったと明かした。
今季成績を打率.249、8本塁打、OPS.765としたヌートバー。2026年WBCへの参戦意欲を公言しているだけに、23年に続く侍ジャパンへの選出を含め、目が離せない選手の1人となっている。
一方、菅野は5回1/3を投げて8安打3失点、無四球3奪三振という内容。勝利投手の権利を持って降板したが、その後を託されたブルペン陣が逆転を許し、白星を手にすることはできなかった。今季はここまで4勝3敗、防御率3.23となっている。
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Noot Noot!
Lars Nootbaar cracks his 8th homer of the season 💥 pic.twitter.com/WJstOohDoa
— MLB (@MLB) May 27, 2025