
カブスのピート・クロウ=アームストロング外野手は28日(日本時間29日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「4番中堅」で先発出場。4回の第2打席に右翼スタンドへ15号ソロを放った。
先制の適時二塁打を放った鈴木誠也外野手とともに2-1の勝利に貢献したクロウ=アームストロング。MLB公式のサラ・ラングス記者は23歳が到達したある記録に注目している。
◆【実際の映像】カブス23歳の打撃覚醒に公式も興奮「我々はMVPシーズンを目撃?」 クロウ=アームストロングが放った右翼スタンドへの15号
■ソリアーノらに続く最速記録
定評のあった守備、走塁に加えて打撃でも今季は存在感を放つクロウ=アームストロング。この日も先頭打者で迎えた4回の第2打席、相手先発タナー・ゴードン投手の2球目カーブを拾うと、角度36度で上がった打球が速度103.7マイル(約166.9キロ)、379フィート(約115.5メートル)で右翼スタンドへ吸い込まれた。
5試合ぶりの15号となった“PCA”の一打にMLB公式も興奮。「我々はピートのMVPシーズンを目撃しているのでしょうか?」とXにつづり、打点王争いを展開する鈴木らとカブス打線をけん引する23歳を称えている。
また、サラ・ラングス記者はクロウ=アームストロングが出場56試合目で15本塁打、16盗塁とした点に注目。「チームのシーズン最初の56試合で15本以上のホームランと15以上の盗塁を決めた選手」と記したリストに2003年のアルフォンソ・ソリアーノら4選手とともに入り、歴代でも屈指のペースで本塁打、盗塁を積み重ねている。
2023年にはブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が41本塁打、73盗塁、24年にはドジャースの大谷翔平投手が54本塁打、59盗塁を記録しているなか、クロウ=アームストロングはこれに続く形で史上7人目の「40-40」到達も視界に入る。ブレイクを果たした“PCA”の活躍には引き続き注目が集まる。
◆大谷翔平に続く7人目の「40-40」達成への期待 カブスで打撃覚醒の“PCA”がMVP級の働きで偉業へ挑戦か
◆鈴木誠也、進化遂げる30歳が打点王争いで“大谷翔平超え”の可能性 公式記者もソーサらに並ぶ球団記録に注目
◆「大谷翔平がマウンドに立てば議論は終わる」カブスPCAがMVP争いをリードも……最後は“二刀流”が制すと米メディア予想
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— MLB (@MLB) May 29, 2025