
マリナーズのカル・ローリー捕手は30日(日本時間31日)、本拠地T-モバイルパークでのツインズ戦に「4番捕手」で先発出場。初回の第1打席に今季20号、8回裏の第4打席に21号アーチを放った。
3試合ぶりの1試合2発で、この日19号を記録したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とは2本差に。両リーグでは、ドジャースの大谷翔平投手を1本差で追走している。
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■5月11本塁打は大谷翔平に次ぐメジャー2位
先制点を生んだ20号3ランローリーは初回の第1打席、1死一、二塁で相手先発ゼビー・マシューズ投手から右翼スタンドへ20号3ランを放つと、8回裏の第4打席には2死一塁で2番手コール・サンズ投手から21号2ランを記録した。5月は月間11本塁打で、大谷の15本に次ぐハイペース。ジャッジとの差を2本に広げて、ア・リーグトップを快走している。
正捕手での本塁打数は、2021年のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)の48本が最多記録(捕手の出場分は33本)。MLB公式サイトによると、ローリーは57本ペースで推移。初の「捕手50本塁打超え」にも期待が高まっている。
現在28歳のローリーは、2021年にメジャー昇格し、翌22年に27本塁打、23年には30本塁打、昨季は34本塁打を記録。今季は安定感を欠く打撃が改善し、守備でも堅実なパフォーマンスを発揮。大本命ジャッジの裏で、マリナーズのロマン砲が躍進を見せている。
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