
メジャーリーグは2日(日本時間3日)、先週の週間MVPを発表。ア・リーグからは、本塁打王争いで両リーグトップに立つカル・ローリー捕手(マリナーズ)に加えてジュニオール・カミネロ内野手(レイズ)が同時受賞。ナ・リーグはクリスチャン・イエリッチ外野手(ブルワーズ)が選出された。
米データ会社『OptaSTATS』は、先週6本塁打と猛打を振るったローリーに注目。捕手史上初の記録を取り上げた。
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■50本塁打の捕手は前例なし
ローリーは先週6試合の出場で、打率.348(23打数8安打)、6本塁打、10打点、OPS1.574を記録。2日(同3日)現在、両リーグトップの23本塁打を放っている。MLB公式によると5月までに20本塁打に到達した捕手はMLB史上初めてとのこと。
『OptaSTATS』のXは、とりわけアーチを量産したローリーの5月に注目。「過去20試合で11本塁打、12四球、2盗塁を記録した“主力捕手”は、1901年以降のMLBで彼だけだ」と投稿。課題の空振り率が改善し、四球でも好機を作った扇の要に注目を寄せた。
ローリーは現在64本塁打ペースで、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)が持つ捕手の最多アーチ記録48本も更新する可能性を秘めている。
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