
ナ・リーグ西地区のドジャースは10日(日本時間11日)、敵地ペトコパークでのパドレス戦に臨んだが序盤で大量失点。オープナーのルー・トリビーノ投手が初回を無失点に抑えるも、2番手で登板したマット・サウアー投手が炎上。中盤6回からエンリケ・ヘルナンデス内野手がマウンドに上がった。
「1番DH」で先発出場した大谷翔平投手は、3打数1安打で途中交代。試合はドジャースが1-11で大敗。主力を早々に引っ込め、完全な「捨て試合」となった。
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■中盤早々で「捨て試合」に
試合は初回、オープナーで登板したトリビーノが先頭のフェルナンド・タティスJr.外野手に死球を与えるも、後続を切って無失点の滑り出し。思惑通りに2番手サウアーへ継投したが、3回裏にルイス・アラエス内野手、マニー・マチャド内野手、ジャクソン・メリル外野手に3連打を浴びて3失点を喫した。
その後もサウアーは毎回失点で、瞬く間にワンサイドゲームに。試合を見切ったドジャースのデーブ・ロバーツ監督は6回裏、ムーキー・ベッツ内野手とテオスカー・ヘルナンデス外野手を交代させると、野手のE・ヘルナンデスをマウンドへ送った。
米放送局『FOXスポーツ』は、「ドジャースはキケ(E・ヘルナンデス)がマウンドに上がっている。まだ6回なんだけど……」とXに投稿。早々の野手登板に驚きを隠せない様子だった。
同地区対決の第2戦は、序盤から一方的な展開に。捨て試合の要因を作ったサウアーは、4回2/3で111球を投げて13安打9失点。敗戦処理の役目を終えてようやく降板。手薄な投手陣をやり繰りする、ドジャースの厳しい台所事情が浮き彫りとなる一戦だった。試合は1-11でドジャースがパドレスに敗れている。
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