
カブスの鈴木誠也外野手は12日(日本時間13日)、本拠地リグレーフィールドでのパイレーツ戦に「3番DH」で先発出場。5試合ぶりの17号アーチを放った。同地区対決となった一戦は、3-2でカブスが勝利。
打線をけん引した鈴木は現在、同僚のピート・クロウ=アームストロング外野手と並ぶナ・リーグ打点部門2位の57打点。メジャー4年目の今季は、打撃指標にも様々な進化が見受けられる。
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■トップレベルの打者に成長
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で鈴木の打撃を掘り下げると、メジャー4年目で大きく変化した指標が浮き彫りになる。顕著なのがゴロ率で、1年目に40.7%、2年目には43.6%まで増えた数字が3年目に33.7%、今季は29.2%まで減少。
対をなすエアー率(フライボール、ラインドライブ、ポップアップの合計)は過去最高の70.8%となり、フライボール率を維持しつつ、ラインドライブも増加している。引っ張り率が昨季より13.9%も増えており、こちらもキャリアで最多。「角度のある引っ張った打球」をとりわけ強く意識しているようだ。
鈴木の今季は、安打が出やすい打球速度と角度の組み合わせ「バレル」の割合が17.8%で、全体10位にランクイン。上位にはアーロン・ジャッジ外野手や大谷翔平投手、カル・ローリー捕手、ピート・アロンソ内野手など各球団のスラッガーたちが顔を揃える。メジャーでも有数の強打者に成長している証と言えるだろう。
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