
ナ・リーグ西地区のドジャースは13日(日本時間14日)、本拠地ドジャースタジアムでの同地区ジャイアンツ戦に2-6で敗戦。同率首位に並ばれた。先発の山本由伸投手は満塁アーチを被弾するなど、4回2/3を投げて5安打4失点と振るわず。今季5敗目を喫した。
開幕から故障者続出で、苦しい台所事情のドジャース先発陣。早期降板が多く、ブルペンへの負担も日増しにかさんでいる。
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■ブルペンの負担が増加
この日の山本は、序盤から球審の判定にも泣かされ苦しい登板に。3回表には3四球で満塁の窮地を背負い、今季1本塁打のケーシー・シュミット内野手にグランドスラムを被弾した。打線も振るわず、相手先発ローガン・ウェブ投手の前に7回2得点と苦戦。2-6で敗れて今季41勝29敗、1ゲーム差に迫っていたジャイアンツに同率首位に並ばれた。
昨季に続き故障者続出のドジャースは、先発投手陣の早期降板が顕著に。米データサイト『Baseball Reference』によると、今季先発投手が80球未満で降板した回数24試合は、マーリンズに次ぐ全30球団ワースト2位。ブレイク・スネルやタイラー・グラスノー、佐々木朗希など主力級の先発を欠く中でやり繰りしており、ブルペンへ大きな負荷がかかっている。
山本は今季、80球未満で降板したのは1回のみ。この日も102球こそ投じたものの、4回2/3で交代。2番手のジャスティン・ロブレスキーが、ロングリリーフで残りイニング66球を投げ切った。頼みの綱だった山本だが、月別防御率では3/4月1.06、5月3.00、6月5.65と徐々に悪化。昨季の世界一ドジャースが、夏場を前に首位陥落の危機を迎えている。
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