
総合格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」は14日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催。
第15試合のメインカードでは木村柊也がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に判定3ー0で敗北。プロ初黒星を喫した。
◆「恐ろしい蹴りが喉に……」ノジモフ、“前蹴り一閃”ノックアウト勝ちに会場どよめき 新居すぐるが失神「まったく見えてなかった」
■25歳の日本拳法家に実況「ポテンシャルを見せてくれた」
“5勝5KO”の木村が、ケラモフに初黒星だ。
第1ラウンド、木村はタックルを2度仕掛けてきたケラモフにバックをとられると一気にチョークの体勢に持ち込まれた。グラウンドで四の字ロックを固められるも、木村はこれを解除。ケラモフにパウンドを浴びせた。その後ブレイクがかかると、再びスタンドの攻防でケラモフにタックルを仕掛けられた。
第2ラウンドは静かな立ち上がり。打撃の連打を放ちながら突進してきたケラモフに再び組み付かれる。バックチョークを仕掛けるも回避し立ち上がる。しかし得意の打撃で戦えないまま、ケラモフに再び組付かれバックをとられたまま最終ラウンドへ。
最終ラウンド、見合う展開から再びケラモフに組付かれ、バックチョークを狙われる。徹底的に打撃を封じられた木村は、コツコツと打撃を当てるも試合終了。ゴングが鳴ると、両者は抱き合い互いの健闘を称え合った。結果は判定3ー0で寝技で支配したケラモフに軍配。木村は悔しいプロ初敗北となった。
実況席の元フェザー級王者の鈴木千裕は「総ダメージを与えたのは木村選手。寝技の支配率ではケラモフ選手の方が高い」と分析。「木村選手はカットでダメージを与えている。ただ、やっぱりテイクダウンとかMMAの総支配率をとった。ジャッジが答え」と試合を振り返った。
一方、初めてフルラウンドを戦い抜いた木村については実況席も大絶賛。「この試合は評価を落とす敗北ではない」とし、「よくここまで対応したな」と感嘆し、川尻達也氏も「まだ6戦目ですからね。ポテンシャルを見せてくれたし、可能性を見せてくれた」と木村の今後へ期待を述べた。
同大会は「ABEMA PPV」にて全試合生中継されている。
◆【動画あり】平本蓮も称賛「驚異的に感じる武器はある」 ビクター・コレスニック、修斗世界王者を“左ボディ”一撃で沈めて9連勝
◆【動画あり】“反則王”シナ・カリミアン、MMAデビュー戦で白星発進 2R終了後にパンチ数発→3Rでお詫びの珍事も……
◆【動画あり】「最高のデビュー戦」修斗王者・安藤達也、ガサンザデに1R“鮮烈”チョークで一本勝ち 川尻達也氏も感嘆「もう安藤劇場ですよ」