
ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのパドレス戦に先発。1回2安打1失点の投球で、663日ぶりとなる公式戦での登板を終えた。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で全28球の球種割合を振り返る。
◆大谷翔平の二刀流復帰、女房役スミスも称賛「本当に凄かったよ」 緊張も見られず「準備万端という感じだった」
■今後シンカーの投球割合に注目

大谷翔平、全28球の公式投球データ詳細【6月17日】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部
この日の大谷の球種は、全28球のうち決め球スイーパーが10球、フォーシーム9球、シンカー8球、スプリット1球の内訳だった。フォーシームが最速100.2マイル(約161.2キロ)をマークするなど、短いイニングながら故障前と変わらぬパフォーマンスを見せた。
加えて、2023年には投球全体の5.7%だけ投じていたシンカーを8球記録。22年から本格的に運用を始めた同球種において、この日計測した98.8マイル(約159.0キロ)は自身の過去20番目に位置する高水準。「98.8マイル超え」は球速が低下した23年にはわずか1球のみ、それ以外は全て22年のものだ。力強さと精度を増したシンカーは、少ない球数でゴロアウトを量産できる。大谷完全復活のカギを握りそうだ。
◆なぜ大谷翔平は「15年契約を拒否し、10年にしたか」 代理人が明かしたその理由は「キャリア終盤がダラダラと続いて……」
◆大谷翔平「現役選手が見ていて楽しいスター」ダントツ1位に 得票数はジャッジの約6倍、現場の称賛が続々「他に誰を選ぶんだ?」