張本美和、智和と兄妹タッグ結成＆大藤沙月との“化学反応”にも注目　3種目出場の17歳にかかる単複での期待【WTTスターコンテンダーリュブリャナ】

卓球の「WTTスターコンテンダーリュブリャナ」は19日から本戦が行われる。日本からは男女の有力選手がエントリーしており、上位進出には期待が高まっている。

なかでも、中心選手として挑むのが張本美和（木下グループ）で3種目に出場する17歳には注目が集まる。

■単は大藤、早田らと優勝争いか

張本美は今大会シングルスでは第1シードに名を連ねた。日本勢最上位で世界ランキング6位の張本美は、16日に誕生日を迎えており、17歳で挑む最初の国際大会となる。

張本美は5月に行われた「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会（個人戦）」では女子シングルスでは準々決勝に進出したが、同2位の王曼昱（中国）の前にストレート負けした。しかし、初出場の個人戦で3種目に出場し木原美悠（個人）とのダブルスでは銅メダルに輝くなど、中心選手として経験を積んだ。

そんな張本美だが、今大会では3種目にエントリーしており、シングルスでは第2シードに大藤沙月（ミキハウス）、第3シードに早田ひな（日本生命）が名を連ねる。世界卓球ではベスト8入りした日本勢による優勝争いの可能性は十分ある。

また、今大会の注目のひとつがダブルスで女子では大藤とペアを結成し、ともにロサンゼルス五輪を目指す立場である両者の化学反応には期待。さらに、混合ダブルスでは張本智和（トヨタ自動車）とのタッグが実現。妹の美和の飛躍により、男女の日本勢最高位による兄妹タッグで挑むことになる。

ここ数年で最高峰の舞台での経験を積み続け、日本女子の主力に成長した張本美。17歳で迎えるスロベニアの地での戦いで、シングルス、ダブルスに大車輪の活躍を見せることができるか。