米メディア『ジ・アスレチック』は19日（日本時間20日）、エンゼルスのマイク・トラウト外野手が見せたファンとの交流を紹介。スーパースターの“神対応”に称賛を贈っている。
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■トラウトに憧れるキャンベル少年
『ジ・アスレチック』は同日、「火事で大切なサインが失われ、そしてマイク・トラウトが動いた」と題した記事を公開。執筆したサム・ブラム記者を通して実現した、トラウトから少年ファンへの贈り物について記されている。
ミシシッピ州ペタルに住む少年アーロン・キャンベルは、トラウトに憧れるリトルリーガー。2年前、父マイケルと西海岸を旅し、サンディエゴの試合前ツアーで念願のトラウトのサイン入りボールを手に入れた。普段はシャイな少年が大声でトラウトを呼ぶと、バットを置いて駆け寄りサインをくれたそうだ。
■被害後、サイン入りジャージが届く
しかし、今年の5月11日に自宅が火事で全焼。ゴルフカートの過熱が原因で、大切にしていた数々のサインコレクションが灰になってしまう。父マイケルはブラム記者へ協力を仰ぎ、エンゼルス球団へ助けを求めると、わずか12日後にトラウトのサイン入りジャージが届いたとのこと。アーロンは届いた手紙を読み、ジャージを掲げて大好きなトラウトに感謝の声を上げたという。
ジャージを贈ったトラウトは、「自分がここにいて、影響を与えられるのは大切だ。そういう（火事の）経験はしたことないけれど、悲しい出来事だね。人や家族を明るくできるチャンスがあるなら、絶対にやるよ」と語ったそう。
ブラム記者は「トラウトが毎年何千ものファンにサインしているのは、その重要性を理解する彼の姿勢を示している。選手としての偉大さは彼に多くの負担を与えたが、同時に、存在だけでまたはサインに5秒かけるだけで、誰かを心から幸せにできる力も手に入れたのだ」と称えている。
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