
ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地ドジャースタジアムでのナショナルズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場。先発マウンドに登った後、8回裏の第5打席で今季26号本塁打を放った。
移籍後初の“二刀流アーチ”など投打での活躍を見せた大谷に対し、MLB公式サイトは「二刀流選手の大谷翔平に対する、ドジャースの驚嘆はほんの始まりに過ぎない」と報道するなど今後の活躍にも期待を寄せている。
◆【実際の動画】大谷翔平、観客を魅了した8試合ぶり“二刀流アーチ” 移籍後初の“2奪三振”などハイライト
■地元メディア「確実に調整を進めている」
前日の試合では4打数無安打だった大谷。この日は先発投手兼DHとして出場し、1回を投げて2奪三振無失点の好投を披露。第5打席では8試合ぶりとなる26号2ランが飛び出し、ドジャース打線をけん引した。
大谷は先週16日(同17日)のパドレス戦以来2度目の登板で、移籍後初の2奪三振を記録。前回は1イニングで28球を投じ1失点したものの、この日は打者4人に対し18球で2奪三振と好ピッチを披露。MLB公式サイトも「待望の投手復帰を果たした時よりもずっと調子が良かった」と評価した。また、この日の最高球速は98.8マイル(約159.0キロ)で100マイル(約160.9キロ)超えがなかったことに対しては「彼が求めていた球速に近づいた」と調整がうまく行っていることにも言及している。
大谷は先発後、第4打席で3点適時打を放つと、続く第5打席では26号2ランをマーク。25本塁打で並んでいたダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス内野手、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手を抜き、ナ・リーグ単独首位に再浮上した。
MLB公式サイトは「球団史上、同一シーズンに10本塁打以上を放ち、かつ2回以上登板した選手は一人しかいなかった。2024年に12本塁打を放ち、4回1/3を投げたキケ・ヘルナンデスだ」とエンリケ・ヘルナンデス内野手の持つ球団記録を紹介。大谷もこの快挙に名を連ねたと報じた。通算4回1/3以上を投げれば球団史上初の記録更新となりそうだ。
地元メディア『オレンジ・カウンティ・レジスター』も大谷の活躍ぶりを報道し「この二刀流のスーパースターは着実に、しかし確実に調整を進めている」と今後への期待を記した。
また、デーブ・ロバーツ監督の試合後インタビューによると、投手・大谷の登板予定日は未定。次回も1イニングのみになる可能性が高いとしている。
二刀流プレイヤー・大谷の活躍から今後も目が離せない。
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