
ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地でのナショナルズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場。今季2度目の登板となった試合で投手として1回を無安打無失点に抑え、打っては8回の第5打席に8試合ぶりの26号を放つなど5打点を挙げて勝利に貢献した。
投手として2回の登板を終えて順調に完全復活へのプロセスを歩む大谷。ドジャースの地元メディアは二刀流としてのさらなる進化に期待を寄せている。
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■2度目の登板で見せた安定感
大谷は663日ぶりの投手復帰となった16日(同17日)のパドレス戦から中5日で迎えたナショナルズ戦で、味方のエラーもあり走者を許したものの、1回18球を投げて無安打無失点で2三振を奪う好投。前回登板に比べて安定感も増した内容で、2度目の登板を終えた。
ドジャースの地元メディア『ドジャース・ネーション』は「ドジャースのショウヘイ・オオタニはエンゼルス時代よりも、二刀流選手として活躍できると信じている」と題した記事を掲載。投手として2年ぶりの本格稼働へ歩み始めた大谷の今後について見通しを立てている。
記事内では大谷がエンゼルス時代の2022年に防御率2.33、219奪三振を奪う活躍でサイ・ヤング賞投票で4位に入った実績を紹介しつつ、投手としての進化にも期待。「もしオオタニがドジャースの一員としてかつての自分を超える活躍をすることができたら、それは彼をさら伝説的で稀有な存在にするだけでなく、投手陣においてさらなる健康さを求めているドジャースのためにもなるだろう」と、大谷の本格稼働は故障者も多いドジャース投手陣を助けることに繋がるとしている。
なお、デーブ・ロバーツ監督は投手としての大谷を今後も慎重に起用していく方針を見せており、「健康を最優先に考えるオオタニは、間違いなく球界にさらなる衝撃を与えようとしている」と同メディアは今後の爆発に期待を寄せている。二刀流選手として復活を遂げた大谷の投打にわたるさらなる活躍には注目が集まる。
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