【超RIZIN.4】「勝つ可能性も十分ある」朝倉未来、クレベル戦での“勝ちパターン”を征矢貴が提言　鈴木戦とは“真逆”の戦法とは……

総合格闘家の征矢貴がYouTubeチャンネル「ザ・ワンTV」に出演。7月27日にさいまたスーパーアリーナで開催される「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」の注目カード、「クレベル・コイケvs.朝倉未来」を徹底分析した。

■クレベル有利と予想も、結果は“戦術”次第

同大会で開催するフライ級GPに落選し注目を集めた征矢が、次期フェザー級王座への挑戦をかけたリマッチを展望した。

朝倉は2024年7月に行われた「超RIZIN.3」で平本蓮に敗戦して以来、寝技のスキルを研鑽。5月4日の復帰戦「RIZIN男祭り」では元フェザー級王者・鈴木千裕を相手にトップポジションをキープするなど寝技の上達ぶりを見せた。

しかし、征矢は「寝技はクレベルの方が強い」と断言。「組みができるけども打撃に徹して…」と、鈴木戦とは真逆の戦法で行けば、朝倉の勝機はあるとした。

また、勝敗予想で争点となるのが「クレべルのダメージ」だ。クレベルは5月の「男祭り」でタイトルをかけてラジャブアリ・シェイドゥラエフ（キルギス）と対戦。わずか62秒でKO負けして王座を陥落した。

征矢はKOの影響について「試合中に何回もダウンしたわけではないので、一気に打たれ弱くなるというのはない」と予想。しかし「マイナスイメージが脳に染み付いて反応が遅れたり、打撃が上手くできないというマイナス面はあるかも」とメンタル面が戦い方に影響を及ぼす可能性を指摘した。

一方、復活戦で勝利した朝倉はトップキープ力が光ったが、征矢は「位置取りは上手。（しかし、クレベル戦では）わざわざリスクは取らなくていい」としている。

勝敗予想については、「もちろん、クレベル選手有利」とした征矢。あとは「朝倉未来選手がどう闘うか」だとし、勝ちパターンとして、「“蹴り”でクレベル選手を入らせない距離で闘ったら、勝ちに徹したら、朝倉未来選手が（判定で）勝つ可能性も十分ある」と試合を展望した。

果たして勝つのは前フェザー級王者で最短での王座奪還を目指すクレベルか、約4年ぶりのリベンジに燃える朝倉か。日に日に熱が増している。