
エンゼルスで監督を務め、大谷翔平投手の“恩師”とも称されるジョー・マドン氏が、米専門局『MLBネットワーク』の番組に出演。2023年9月に右肘手術を行い、リハビリを経て今季マウンドに戻ってきた教え子について語った。
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■エンゼルスで2年半指導
マドン氏は2020年から2年半、エンゼルスで大谷を指導。当初は懐疑的な見方も多かった「投打二刀流」を積極的に後押しし、成功に導く役割を果たした。そんな同氏が『MLBネットワーク』の番組、「MLBナウ」に出演。投手復帰を果たした大谷について、自身の見解を述べた。
「ショウヘイは、米国で投打の二刀流をやるために契約した。だから、二刀流を“やらせてもらえない”とか、一方的に“できない”と言われたら、それは彼にとって本当に苦しいことだと思う。ケガの問題があるのは分かっているし、いろいろ事情はあるだろうが、彼は二刀流という特別な役割を果たすためにここにいるんだ」とし、大谷の心中を代弁した。
■今後は球数に注意払う
さらに同氏は、今後の起用法についても言及。「これからはイニング数よりも、球数にもっと注意を払うべきだと思う。例えば、最大で75球くらいを目安にして、そこで交代させるという感じかな」と述べた。
「投手・大谷」は16日(日本時間17日)のパドレス戦で復帰。約2年ぶりの先発マウンドは、1回2安打1失点だった。2度目の登板となった22日(同23日)のナショナルズ戦では1回を無安打無失点、無四球2奪三振と好投。そして、3度目の登板は28日(同29日)に行われる敵地ロイヤルズ戦が有力視されている。
球数は1戦目が28球で、2戦目が18球。同氏が話したように、次回登板では球数に注目だ。
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