
メッツのフアン・ソト外野手が25日(日本時間26日)、本拠地でのブレーブス戦に「3番右翼」で先発出場し、今季4度目となる1試合2本塁打(18、19号)を放った。これでマルチ本塁打を記録したのは通算27試合となり、殿堂入りのジミー・フォックスを抜き、26歳以下の選手としてはメジャー最多となった。試合はメッツが7ー3で勝利し、連敗を3で止めた。
◆【実際の映像】ソト、復活を印象付ける“1試合2本塁打”18、19号アーチで本拠地ファン大熱狂 球史に名を刻み歓喜「本当に最高だ」
■右中間へ連発18、19号
1ー1の同点で迎えた4回。ソトは相手先発ディディエル・フエンテス投手の直球を弾き返し、今季18号をバックスクリーン右へ運んだ。さらに7回の第4打席、今度は相手3番手オースティン・コックス投手の直球を捉え、右中間スタンドへ放り込んだ。
18、19号と1試合2本塁打をマークしたソト。これでマルチ本塁打を記録したのは通算27試合となり、ベーブ・ルースやルー・ゲーリックらと並ぶ1930年代の強打者、ジミー・フォックスを抜き去り、27歳未満としてはメジャー最多となった。
MLBも公式Xに「通算27回目の1試合複数本塁打を記録したことで、フアン・ソトは27歳になる前のメジャー史上最多記録を樹立、ジミー・フォックスを上回った」と記し、投稿した。
現在26歳のソトは10月25日が誕生日。27歳までにはまだ時間があるため、複数本塁打の最多記録をさらに伸ばすことが予想される。
■「チームの勝利が一番」
ソトは試合後、「本当に最高だ」と球史に名を刻んだことを喜んだ。その上で「調子が出てきたと感じている。スイングも含めて、すべてがいい方向に向かっている。でも、それはあくまで個人的なこと。最終的にはチームが勝つことが一番大事。私が2本、3本、10本と本塁打を打っても関係ない。気にしているのは勝つことだけだ」とチームファーストを強調した。
ソトは昨オフ、ドジャースの大谷翔平投手を上回る15年総額7億6500万ドル(約1108億円)でメッツに加入。しかし、北米スポーツ史上最大の大型契約を結びながら、今季は5月末時点で打率.233、9本塁打と低調。金額に見合わないパフォーマンスに対して、メディアやファンから批判を受けていた。
しかし、6月に入り復調。直近25試合に限れば、打率.333/出塁率.486/長打率.774を記録し、11本塁打、20打点、24四球、24得点という好成績を残している。そして、現在では本塁打、得点、四球、出塁率などでチームトップに立っている。
完全復活を遂げつつあるパフォーマンスに対して、カルロス・メンドーサ監督は「だからこそ、みんなチケットを買って試合を見にくるんだ。彼のプレーを見るためにね。まさにショーだよ。彼が打席に立つのを見るために、お金を払う価値があるんだ」と絶賛した。
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