
ロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手が26日(日本時間27日)、米専門局『MLBネットワーク』に出演し、2026年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表として参戦することを発表した。
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■ジャッジ、スキーンズに続き名乗り
世界一奪還を目指すWBC米国代表に、また1人スーパースターが加わった。すでにアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、ポール・スキーンズ投手(パイレーツ)という超大物が参加を表明しているが、ここに来てウィットJr.の合流も決まった。
25歳の遊撃手は前回23年大会も米国代表に名を連ねていたが、メジャーデビュー2年目ということもあり、内野の控えという位置付けだった。しかし、その後は破竹の勢いでスターの階段を駆け上がり、昨季は打率.332、32本塁打、109打点、31盗塁、OPS.977という好成績をマーク。首位打者と最多安打(211)の2冠に輝き、ア・リーグMVP投票でジャッジに次ぐ2位に選出された。
『MLBネットワーク』に出演したウィットJr.は、「(米国代表に入るのは)光栄なこと。前回はあと一歩届かなかったので、今回はチーム、そして我が国が金メダルを勝ち取る手助けをしたいと思う」と抱負を述べた。
■「胸に『USA』は大きな意味」
「世界で最も偉大な国を代表できるというだけで、本当に光栄なことだ。胸に『USA』の文字を付けてプレーできるというのは、それだけで大きな意味がある」と力を込めたウィットJr.だが、早くも“前哨戦”を経験することになりそうだ。
大谷翔平投手(ドジャース)の次回登板が、28日(同29日)のロイヤルズ戦に決定。大谷は来年のWBC参加を明言していないが、侍ジャパンの大黒柱として再び選出されれば、「投手・大谷」とウィットJr.の対戦は、来年のWBCで見所の1つになる可能性がある。
前回のWBCでは、大谷がマイク・トラウト外野手(エンゼルス)を空振り三振に仕留めたシーンがクライマックスとなったが、今度のウィットJr.との勝負はどんな内容となるのか。来年のWBCにつながる対戦としても注目だ。
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