
卓球の「WTTコンテンダーザグレブ」は28日、各種目の準決勝が行われた。男女シングルス、女子ダブルスでそれぞれ日本選手が決勝に勝ち進んでおりタイトル獲得に期待が膨らむ。
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■張本智は戸上ら退け決勝へ
女子シングルスは前年度の覇者、早田ひな(日本生命)が1回戦で敗れる波乱が起こったなか、準々決勝では第1シードの張本美和(木下グループ)も2週連続優勝を狙う長﨑美柚(木下アビエル神奈川)に1-3で競り負けた。長﨑は準決勝で石洵瑶(中国)相手に逆転負けを喫し決勝進出を逃したものの、今大会も上位に名を連ね存在感を放った。
そんななか決勝行きを決めたのが大藤沙月(ミキハウス)で、女子シングルスでは準々決勝でサウスポーの銭天一に3-1、準決勝では劉煒珊相手に3-1と勝利して2回戦の朱梓予戦を含めて中国勢に3連勝。決勝でも長﨑を下した石洵瑶との戦いが控えるなかタイトルを狙う。さらに大藤は、張本美と組む女子ダブルスでも決勝に勝ち進んでおり、横井咲桜、佐藤瞳(ミキハウス)ペアとの同士討ちに勝利して2冠を狙う。
また男子シングルスでは、今大会第1シードとして挑んでいる張本智和(トヨタ自動車)が、準々決勝で直近で連敗を喫していた戸上隼輔(井村屋グループ)との同士討ちとなったなか、フルゲームを3-2でものにした。そのまま準決勝でもシモン・ゴジ(フランス)にストレート勝ちで決勝へ。世界ランキング24位の陳垣宇(中国)相手に男子のエースが優勝を窺う。
日本勢の優勝が確定している女子ダブルスをはじめ、3種目で日本選手に優勝の可能性がある今大会。ザグレブでの戦いを制するのは誰になるか。
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Miyu Nagasaki’s hot streak continues in Zagreb, with this victory over No. 1 seed Miwa Harimoto
Congratulations and see you in the semifinal!🦾#WTTZagreb #TableTennis pic.twitter.com/9a5NkSXTuV
— World Table Tennis (@WTTGlobal) June 28, 2025