
卓球の「WTTコンテンダーザグレブ」は28日、女子ダブルスの準決勝が行われ、第2シードの張本美和(木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)は劉瑋珊、何卓佳(中国)ペアと対戦。ゲームカウント3-2で勝利して決勝進出を決めた。
初結成となった「WTTスターコンテンダーリュブリャナ」に続く2週連続優勝に王手をかけた17歳と21歳の次世代ペア。躍進を続ける両者の補完性に対して、中国メディアも評価を与えている。
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■ロス五輪を窺う両者のタッグ
張本美、大藤はシングルスでともにトップ10に名を連ね、2028年のロサンゼルス五輪出場を窺う。前週のリュブリャナ大会でいきなり優勝を結果を残した次世代ペアは今大会でも1回戦で銭天一、石洵瑶ペア、準決勝で劉瑋珊、何卓佳ペアと中国勢から2勝を挙げる快進撃で、2大会連続優勝に王手をかけた。
躍進を続ける17歳と21歳に対して中国も脅威を示しており、現地メディア『捜狐』が公開した記事の中で言及。「中国チームがダブルスで敗れたことは、新しいサイクルの構築に対して懸念を示している」と2敗を喫した現状を不安視している。
張本美と大藤の新ペアに対しては「ダブルスにおいてより成熟した戦術的な連携により安定さを維持していた」と評価を与えており、「ミワ・ハリモトには3球目攻撃までの積極性があり、サツキ・オオドウは中陣から後陣までの立ち位置を維持できる。彼女たちは技術的な特徴により、効果的な化学反応を形成した」と互いのプレーを活かしあうスタイルだと分析している。
決勝は同じく勝ち上がった横井咲桜(ミキハウス)、佐藤瞳(日本ペイントグループ)ペアとの同士討ちとなるなか、初結成から好連携を見せる張本美と大藤のペアが2週連続優勝に向けてどのような戦いを見せるか。
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