
総合格闘家の平本蓮がYouTubeチャンネル「格闘キャスト」に出演。プロボクシングWBC・WBA世界バンタム級1位の那須川天心(帝拳)について言及し、元K-1で現WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋ジム)との“元キックボクサー対決”にも私見を語った。
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■勝敗予想は「(徹すれば)天心が勝つ」
平本は6月の那須川vs.ビクター・サンティリャン(ドミニカ)の一戦を見て、那須川について「すごい『盛り上げたいんだな』という感じ」「打ち合ったりとか、“俺はこういうファイトもできるんだぞ”というのを見せたいと感じた」と所感を述べ、「あんな感じでやらなくてもいいんじゃないか」「タッチゲームでやっていけばいい」と持論を展開した。
さらに、「『民衆の心を掴もう』としてる感じが合ってないんじゃないか」とし、「倒されて欲しいけどタッチゲームで勝つ、そういう感じでやった方が『憎しみ』でいろんな人が試合を見るのでは」と“メイウェザースタイル”を提唱。「毎回、『あえて倒しませんでした』と言えばいい」とし那須川が得意とするアウトボクシングスタイルを貫いてほしいと主張した。
また、サンティリャン戦を受けて「武居戦はそんな感じでは絶対来ないとは思う(が)、心のどこかでちょっとでも『名試合にしよう』みたいな気持ちがあったら持ってかれちゃうんじゃないかな」と“元キックボクサー対決”の行方に警鐘。「『そんなの関係ない』と言って、試合になった途端に勝ちしか考えない、天心の“徹する能力”はヤバいので、それでいけば相性的に天心が勝つのかな」と自身の戦い方を貫けば天心の勝利と予想した。
試合展開については、武居には一発があるものの、那須川のスピードが速いので捕まえられないと予想。しかし、少しでも『面白い試合にしたい』という気持ちがあれば持っていかれそうだとしている。
ボクシング戦績は那須川が7勝(2KO)、武居が11勝(9KO)。キック時代の戦績は那須川が42勝(28KO)、武居が23勝(16KO)2敗だった。
ボクシング転向後もKOを量産する武居。那須川は試合が決まった時、気持ちを抑えて勝ちに徹することができるのか。
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