
ドジャースのマイケル・コンフォート外野手は3日(日本時間4日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「6番左翼」で出場し、3回の第2打席で7号2ランを放った。今季はここまで打率1割台に低迷しているが、復調に向けて打撃フォームの改造に着手。徐々に成果が表れ始めたようだ。試合は6-2でドジャースが勝利し、4連勝を飾った。
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■依然として打率は1割台に低迷
3回2死三塁、コンフォートはホワイトソックス先発アーロン・シバーレ投手の直球を叩き、右翼ポール付近に運んだ。
7号2ランでチームの勝利に貢献したコンフォートだが、依然として打率は1割台に低迷。このため、米メディアは7月31日(同8月1日)のトレード期限までに、ドジャースがコンフォートの代役を補強すると予想し、そのターゲットを続々と報道している。
根気よく起用を続けてきたデーブ・ロバーツ監督も「今後も使うかどうか、それは7月次第」と話し、“最終通告”を突き付けている。
この厳しい状況を打開するために、コンフォートは打撃フォーム改造に着手。ここ6試合は本塁打3本を含めて25打数7安打(打率.280)となっており、その成果が現れ始めている。
■「スタンスを少しオープンに」
「スタンスを少しオープンにした。それから、レッグキック(前足の上げ)をちょっと大きくした」と明かしたコンフォート。この調整によって、技術的には「始動を早め、スムーズに動けるようになった。スタンスを開いたことで、体の捻りからくるバットの軌道乱れもなくなった」と説明した。
ただ、このアプローチを取り入れたのは、実は初めてではないという。「最後にレッグキックを大きくしたのは、たぶん2018年か2019年。それ以降は、もっとシンプルな構えでやってきた。でも、常に進化し続けないといけないからね。相手は自分のやっていることに対応してくるので、自分も一歩先を行かないといけない」とし、今後も調整を続ける姿勢を示した。
長いスランプから脱出し、「トレードによる左翼手獲得は不要」と首脳陣にアピールできるか。ここからが正念場となりそうだ。
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