
13日に福島競馬場で行われる第61回七夕賞(GIII、福島芝2000m)には、新潟大賞典を制したシリウスコルト、エプソムC2着から臨むドゥラドーレスらが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■頭ひとつ抜きん出ている新潟大賞典組
夏のローカル・ハンデ重賞というシチュエーションゆえ、多種多様な路線の馬が参戦をはたす七夕賞。前走ローテでも好走馬が分散しているが、好走率で言えば新潟大賞典組が馬券内率30%超えと頭ひとつ抜きん出ている印象だ。昨年は該当馬3頭中2頭が馬券内、残る1頭も5着と掲示板内を確保。その安定感には目を見張るものがある。
今年の新潟大賞典組該当馬はシリウスコルトなど。同馬は2走前に福島芝2000mを制しているようにコース適性も高く、サマー2000シリーズ制覇に向けて弾みをつけたいところだ。
・エプソムC【2.0.0.19】・新潟大賞典【1.3.1.11】・鳴尾記念【1.1.1.15】・メトロポリタンS【1.0.0.4】・中山金杯【1.0.0.1】・米子S【1.0.0.0】・京都記念【1.0.0.0】・安田記念【1.0.0.0】・AJCC【1.0.0.0】・福島民報杯【0.2.2.7】・天皇賞春【0.1.1.2】・目黒記念【0.1.0.12】・福島牝馬S【0.1.0.2】・大阪-ハンブルクC【0.1.0.0】・マーメイドS【0.0.1.6】・夏至S【0.0.1.0】・芦ノ湖特別【0.0.1.0】・エールS【0.0.1.0】・アハルテケS【0.0.1.0】
なお、前走距離別でみると芝2200m組が【2.0.0.0】と、サンプルこそ少ないが好成績。単勝16.2倍のエヒトが勝利を挙げるなど配当妙味も高く、単回収値980は他の追随を許さない。該当馬のコスモフリーゲンは3勝クラス組で斤量も手頃となればノーマークは禁物か。
■ドゥラドーレスには「0.0.0.10」のマイナスデータ
エプソムC2着馬ドゥラドーレスも支持を集めそうだが、前走エプソムCから勝利を収めたミッキースワロー、アルバートドックの2頭はいずれも戦前に重賞勝利実績があった馬。同レースから参戦した重賞未勝利馬は【0.0.0.10】と良績に乏しく、この舞台で盤石と言い切るのは早計かもしれない。
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