
卓球の「USスマッシュ2025」は8日(日本時間9日)、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング9位の早田ひな(日本生命)は同18位のブルーナ・タカハシ(ブラジル)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利して3回戦進出を決めた。
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■第2Gに反撃遭うもしのぎ切る
早田はチャン・モー(カナダ)との1回戦ではベテラン相手に苦しみながらもフルゲームで勝利。25歳の誕生日を迎えたなか、ブラジルのエースとの2回戦に挑んだ。
第1ゲームは3-3から早田が鋭くミドルを突くなど、早田がわずかにブルーナを離し優位に立つ。相手の思い切ったプレーの前に反撃を許すが、最後はラリーからフォアを振り切り11-8で奪取する。
第2ゲームも早田が連続ポイントで主導権を握ったが、ブルーナも投げ上げサービスからの3球目を沈めるなど4-4と追いすがり、そのまま逆転を許す。しかし、7-9からのサービス2本をポイントに繋げた早田はデュースに持ち込むと、相手のゲームポイントを返し、13-11で王手をかける。
第3ゲームも早田が3-0とリードしたところでブルーナがタイムアウト。その後も早田がラリーで安定感を見せポイントを重ねると、鋭くフォアを振る相手の反撃を抑え切り、11-5でストレート勝ちを収めた。
また、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同128位のジェシカ・レイエス・ライ(アメリカ)と対戦。第1ゲームから主導権を握り、11-5で幸先よくゲームを奪うと、第2ゲームも圧倒し11ー3、第3ゲームは中盤に迫られたものの11ー6で取り切り、ゲームカウント3ー0でストレート勝ちを収めた。

張本美和(C)WTT
この結果、3回戦では早田と張本美の直接対決が実現。全日本選手権では2年連続決勝で戦ってきた国内屈指の実力者がマッチアップすることになった。
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