
第61回七夕賞(13日/GIII、福島芝2000m)には、七夕賞4勝の戸崎騎手が騎乗するドゥラドーレス、古川吉騎手とともに重賞2勝目を狙うシリウスコルト、ビッグレッドファーム所有で柴田大騎手と飛躍を目指すコスモフリーゲンなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「セブンマジシャン」を取り上げる。
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■セブンマジシャン
2、3歳の早い時期に重賞戦線で見せ場を作ってみせたものの、その後は期待ほどの走りができず。気づけば、出世が遅れて条件戦に留まっていた同馬。実際、そういったタイプが多いのもまた事実である。延々と条件戦を卒業できなかった要因は、使える脚が一瞬、プラスそれ故に生じた勝ち味の遅さ。必要以上に頑張るのを止めてしまったタイプに見受けられる。
しかし、ブリンカーを装着した前走で最後の踏ん張りに進境を見せた。マイル戦を使ったことも気性を考慮するといい刺激になっただろう。
相変わらず調教は目立たぬが、いつものことで問題なし。むしろ、その割に単走でグンと脚を伸ばし、前向きさを見せている点が好感である。最終追いは坂路2本を登板し入念に調整。格上挑戦の立場になりハンデは54キロと軽量。“セブン”マジシャンが七夕賞の7枠と舞台は整ったか。前走の再現が叶えばおもしろい存在。
総合評価「A」
七夕賞2025 セブンマジシャン調教動画
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