
卓球の「USスマッシュ2025」は11日(日本時間12日)、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング8位の伊藤美誠(スターツ)は同23位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)と対戦。ゲームカウント4ー2で勝利して準決勝進出を決めた。
同士討ちを制して女子では日本勢唯一のベスト4進出を決めた伊藤。中国メディアは元世界ランキング1位と戦う大一番に関心を寄せている。
◆【速報/動画あり】伊藤美誠、快進撃の“カットマン”橋本帆乃香との激闘制す 4-2で競り勝ち日本女子唯一の4強、元世界1位と激突へ【卓球・USスマッシュ】
■橋本の粘りを封じ込み4強
3回戦で世界ランキング4位の王芸迪(中国)にストレート勝ちした橋本と対峙した伊藤。ハン・イン(ドイツ)に続く2試合連続のカットマンとの対峙となったなかキラーぶりを発揮して3ゲームを連取。第4ゲーム以降橋本の粘りに遭い相手の時間を作られたものの、終始攻めの姿勢を崩さなかった伊藤が第6ゲームを取り切り、注目の同士討ちを制した。
日本女子では唯一のベスト4進出を決めた伊藤が12日(同13日)の準決勝で対峙するのは同14位の朱雨玲(マカオ)。元中国代表として世界ランキング1位の実績を誇る30歳は、甲状腺がんによる療養から復活を遂げて、再びトップレベルでその実力を示している。

朱雨玲(C)WTT
中国メディア『新浪体育』は過去ユース時代を含めて5度の対戦がある両者の長くからのライバル関係に関心を寄せており、「朱雨玲と伊藤美誠は古くからのライバルであり、東京五輪のサイクルの選手たちだ」と言及。
伊藤は2018年の「ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン」、19年の「ITTFワールドツアー プラチナ・オーストリアオープン」の決勝で朱雨玲を破るなど直近では2連勝しているなか、「このアメリカにおけるグランドスラム(スマッシュ)の準決勝は朱雨玲にとって、リベンジの戦いとなる」とおよそ5年半ぶりとなるマッチアップに熱視線を送っている。
決勝進出を狙う伊藤に立ちはだかるかつての世界女王。朱雨玲との注目の戦いを制して優勝に王手をかけられるか。
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