
卓球の「USスマッシュ2025」は12日(日本時間13日)、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング8位の伊藤美誠(スターツ)は同14位の朱雨玲(マカオ)と対戦。ゲームカウント2ー4で敗れ決勝進出を逃した。
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■相手の修正力に一歩及ばず
伊藤は前日の準々決勝で橋本帆乃香(デンソーポラリス)との同士討ちを4-2で制して日本女子では唯一の4強入り。かつてしのぎを削った元世界ランキング1位の朱雨玲と対した。
序盤に主導権を握ったのが朱雨玲で、第1ゲームを6-11、第2ゲームを9-11でそれぞれ奪った。伊藤は持ち味のフォアスマッシュが決まらず、相手の的確な返球の前に苦戦を強いられた。
伊藤は第2ゲーム途中からツッツキを巧みに使った返球で打開を図り、第3ゲームを6-11、第4ゲームを4-11で連取しゲームカウントを戻す。試合途中の戦術変更が功を奏した。
それでも、かつての世界1位の対応力の前に第5ゲームを6-11で落とし王手をかけられると、第6ゲームも8-11で奪われ、ゲームカウント2-4で敗れた。
伊藤は今大会の女子シングルスでは日本勢唯一の4強入りを果たし、今季の好調ぶりを維持することとなった。
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