【小倉記念/危険な人気馬】想定3人気内馬に「0.0.0.17」の鬼門 「過信禁物のディープ系、突き抜けるイメージは持てない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小倉記念/危険な人気馬】想定3人気内馬に「0.0.0.17」の鬼門 「過信禁物のディープ系、突き抜けるイメージは持てない」

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【小倉記念/危険な人気馬】想定3人気内馬に「0.0.0.17」の鬼門 「過信禁物のディープ系、突き抜けるイメージは持てない」
【小倉記念/危険な人気馬】想定3人気内馬に「0.0.0.17」の鬼門 「過信禁物のディープ系、突き抜けるイメージは持てない」 全 1 枚 拡大写真

今週はサマー2000シリーズの第3戦、第61回小倉記念(GIII、芝2000m)が小倉競馬場で行われる。

今年は昨年の小倉大賞典覇者エピファニーや、リカンカブールグラティアスと重賞ウイナーの参戦はわずか3頭。一方、メリオーレムシェイクユアハートナムラエイハブラスカンブレスら3勝クラスを勝ち上がったばかりの新興勢力に加えて、新潟大賞典3着ハピ、小倉大賞典2着ショウナンアデイブ、マイラーズC3着ニホンピロキーフなどの重賞常連組が初重賞を狙う構図。主役不在のハンデ戦で、どこからでも狙えそうな混戦模様だ。

そんな中、昨年の小倉記念3着ディープモンスターが今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■人気のディープ産駒は“ケン”が最適解

3歳時はクラシック三冠を皆勤するなど、デビューから注目を集めていたディープモンスターも、はや7歳。オープン特別・リステッド競走はすでに3勝をマークし、昨年の小倉記念では2番人気で3着、チャレンジCでは重賞初連対の2着、前走の目黒記念では4着に好走するなど、重賞制覇まであと一歩のところまで来ており、やや手薄なメンバーの今回はチャンス到来といえよう。

今年は、3勝クラスを勝ち上がったばかりのメンバーが主力で重賞で揉まれている経験値は一枚上の存在。とはいえ、最後の勝利は2023年11月のアンドロメダSまで遡り、それ以降は勝ち星からは見放されている。常に重賞戦線を戦っているものの、勝ち味が遅い点はネック。ここも突き抜けるイメージは持てない。

昨年の小倉記念は、トップハンデの58.5キロを課されながら3着に好走。今年は当時からマイナス0.5キロの58キロとなり、背負いなれた斤量になる点は好材料だが、55~57キロで出走できるライバルに比べると、やはりハンデ差は大きい。過去10年で58キロ以上の馬は【1.0.1.3】の成績で、ディープモンスター以外はすべて重賞ウイナー。そのあたりも踏まえると、重賞未勝利の同馬にとっては昨年に引き続き見込まれている印象もある。

年齢的にも、4歳が勝率、連対率、複勝率ともトップの数字で、5歳、6歳と年を重ねるにつれて悪くなる。7歳以上は【1.0.1.25】の成績で、16年クランモンタナが勝ってから、17年以降の近8年は【0.0.0.17】で、馬券にすら絡んでこない。

ディープインパクト産駒も、過去10年では【1.2.4.17】の成績で出走数ほどの信頼度はいまひとつ。特に5番人気以内に支持された場合は【0.0.1.9】で、6番人気以下だと【1.2.3.8】となり、人気薄のほうが走る傾向にある。小倉記念でのディープ産駒は人気薄を狙ったほうがよく、今年のディープモンスターも過度に人気を集めるようなら疑ってかかったほうが良さそうだ。

かつてはエフフォーリアやタイトルホルダーなど、同世代のライバルとしのぎを削ってきたディープモンスター。活きのいい4、5歳の上がり馬の壁となって立ちはだかりたいところだが、積極的に狙うには不安材料が多すぎる。どこまで人気が沸騰するか分からないが、妙味ほどの信頼度はなく、少なくとも「頭」勝負は避けたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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