
20日に小倉競馬場で行われる第61回小倉記念(GIII、小倉芝2000m)には、ダービーデーの3勝クラスを制したメリオーレム、昨年の本レース3着馬ディープモンスターらが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■5勝の前走阪神組が一歩リード
今年から施行時期が7月半ばに変更された小倉記念。過去10年で3勝の七夕賞組が実質的に消滅する運びとなったこともあり、今回は過去10年データから前走競馬場別成績をローテーションの参考材料とする。
・阪神【5.0.3.20】・福島【3.0.2.32】・中京【1.1.1.10】・新潟【1.1.0.8】・東京【0.3.1.11】・京都【0.2.2.6】・函館【0.2.0.3】・中山【0.1.0.0】・小倉【0.0.1.12】
前走競馬場別では阪神組と福島組が優勢。さらに前走距離別でみると前走2000m組は単回収値「134」とベタ買いでもプラス収支になる計算だ。マイネルメモリー、ハピといった該当馬たちには注意を払いたい。
ここから深堀りを進めると、阪神芝2000mから臨んだ馬は【5.0.2.8】馬券内率46.7%、単回収値は「492」まで跳ね上がる。時計の速い傾向にある阪神芝2000mと小倉芝2000mがマッチするのだろう。該当馬のシェイクユアハート、イングランドアイズらは配当妙味を上げる穴候補として要警戒だ。
人気一角が予想されるメリオーレムは前走東京芝1800m組。この組は過去10年で【0.3.1.5】と勝ち星こそないが馬券内率40%とまずまず。一定の評価は必要か。
■ディープモンスターは「0.0.0.6」で過信禁物
同じ前走東京組でも、不振データに当てはまるのはディープモンスターら前走東京芝2400~2500m組。この組は過去10年で【0.0.0.6】と良績に乏しく、一気の距離短縮に対応できないケースが目立っている。馬自身の舞台適性は申し分ないが、ローテーション面で引っかかる点は否めない。
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