
MLBオールスターゲームの前夜祭、ホームランダービーが14日(日本時間15日)にブレーブスの本拠地トゥルーイストパークで開催。今季メジャー史上最速の打球速度を記録したパイレーツのオニール・クルーズ外野手が、飛距離513フィート(約156.3メートル)の一発で観衆の度肝を抜いた。
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■規格外の場外弾は前人未到の一打に
ホームランダービーの1回戦4人目で登場したクルーズは、初球から豪快なアーチを連発。残り1分30秒で放った一打は、トゥルーイストパークの場外へ消える特大の本塁打に。MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、角度31度、速度118マイル(約189.9キロ)、飛距離513フィート(約156.3メートル)を計測した。
2015年に導入されたデータ分析システム『スタットキャスト』での記録では、19年にノマー・マザラが打った505フィート(約153.9メートル)が公式戦史上最長。オールスターでのイベントではあるものの、クルーズの一打はマザラの一打を大きく上回る飛距離となった。ホームランダービーとしては史上10位タイ。
現在26歳のクルーズは、今季公式戦で史上最速の122.9マイル(約197.7キロ)を記録したメジャーナンバーワンの「怪力男」。規格外の本塁打にオールスターメンバーたちも驚愕。MLB公式Xは「クルーズはもはや手に負えなくなってきている」と動画を添えて怪物の一打を称賛した。クルーズは21本を放ち、2回戦へ進出している。
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FULL FIRST ROUND: Oneil Cruz hit 21 home runs … including one 513 FEET! pic.twitter.com/X6IvezgXts
— MLB (@MLB) July 15, 2025