伊藤美誠、24歳“黄金世代”が主要大会上位で復活 屈指のカットマン&23歳サウスポーも存在感 熾烈極める日本女子卓球の現在地 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

伊藤美誠、24歳“黄金世代”が主要大会上位で復活 屈指のカットマン&23歳サウスポーも存在感 熾烈極める日本女子卓球の現在地

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伊藤美誠、24歳“黄金世代”が主要大会上位で復活 屈指のカットマン&23歳サウスポーも存在感 熾烈極める日本女子卓球の現在地
伊藤美誠、24歳“黄金世代”が主要大会上位で復活 屈指のカットマン&23歳サウスポーも存在感 熾烈極める日本女子卓球の現在地 全 1 枚 拡大写真

国際卓球連盟(ITTF)は15日、2025年第29週の世界ランキングを発表。「USスマッシュ」などのポイントが加算されており、順位に変動が見られた。

日本女子は現時点でトップ10に3選手、トップ20には計6選手が名を連ねているが、2025年の各大会で活躍を見せた選手たちが存在感を発揮している。

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■世界卓球では8強が「日本対中国」に

近年の卓球界において日本女子は中国に次ぐ第2勢力として定着しつつあり、国際大会で熱戦を繰り広げる。

それが示す通り、昨年12月31日に発表された第1週の世界ランキングでは早田ひな(日本生命)が5位、張本美和(木下グループ)が6位、大藤沙月(ミキハウス)が8位、伊藤美誠(スターツ)が10位にそれぞれランクインしていた。この4選手は5月に行われた「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」で全選手がベスト8に進出して中国勢と戦うなど、日本女子の中心を担う。

そのなかでも2025年の活躍が際立つのが伊藤。今年に入り4月の「ITTF男女ワールドカップ」で銅メダルに輝くと、5月の世界卓球では準々決勝で当時世界ランキング4位の王芸迪(中国)を準々決勝で破り、自身キャリア初となる同大会でのシングルスメダルを獲得。さらに、直近のUSスマッシュでもベスト4入りを果たしており、張本美、大藤といった若手が中心に成長を果たすなか、24歳の黄金世代が日本勢2番手の世界8位と健在ぶりを示す。

■ダブルスで実績の両者

また、トップ20位圏内に位置するのが同19位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)と同20位の長﨑美柚(木下アビエル神奈川)のふたり。ダブルスでは世界卓球でも実績を持つ両者だが、それぞれ国際大会で優勝を飾るなど、今季はシングルスでの活躍が目覚ましい。

橋本帆乃香、長﨑美柚(C)WTT

橋本は4月に行われた「WTTコンテンダー太原」で全試合にストレート勝ちしての優勝を成し遂げ、第20週(5月13日発表)には最高位となる12位へ浮上した。直近のUSスマッシュでも王芸迪(中国)にストレート勝ちを飾るなど、27歳を迎えたカットマンはシングルスでも存在感を高める。

長﨑は5月の世界卓球メンバーからは外れたものの、6月の「WTTスターコンテンダーリュブリャナ」では木原美悠(個人)との決勝を制し約1年ぶりの同シリーズ制覇。早田を除くと上位に右利きが揃う日本女子において、国際大会での実績も豊富なサウスポーが復調しつつあるのはポジティブな要素と言える。

直近では6選手がベスト10に入った中国勢を脅かす存在として、日本勢の活躍はカギを握る。“中国対日本”の構図ができつつあるなか、2025年後半にかけて新たに飛躍を遂げる選手が現れるか。

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