総合格闘家の青木真也が15日、自身のYouTubeチャンネルを更新。7月27日にさいたまスーパーアリーナで開催される「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」の注目カード、「クレべル・コイケ vs. 朝倉未来」の勝敗予想について、「今回も朝倉さん的には厳しい試合になる」と以前とは異なる見解を示した。
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■第1戦は「ちゃんと実力でいかれてる試合」
青木は6月にプロボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏のYouTubeチャンネルに出演。その際は、打撃で試合をコントロールできるとし「朝倉の判定勝ち」と予想していた。しかし、最新の試合予想では一転、「クレベル勝利」に予想を変えた。
2021年6月の朝倉vs.クレベルの第1戦を見返したという青木は、試合当時と今とで印象が異なるとし「ちゃんと（クレベルさんに）実力でいかれてる試合に見えた」と実力差を感じた様子。「クレベルの寝技のプレッシャーで朝倉が消耗してる」点を指摘し「グラウンドを耐えるのは（上でも）疲れる。最初から打撃で、朝倉さんがある程度効かせたりしないと厳しい」と私見を述べた。
■朝倉のKO勝ちの可能性も示唆
クレベル対策として青木は「積極的に自分から攻めろ」と提言。テイクダウンできない状態を作ることが肝心だとしたが、「朝倉さんはステップがあるタイプじゃないから、組まれちゃうと思うけどな」と相性の悪さを指摘した。
また、前戦で拳を交えたことで「クレベルさんは結構な自信を持っていると思う。そこをひっくり返す何かを、朝倉さんと陣営が持ってるかどうか」が勝敗を分けるとしている。
さらに、勝敗予想を一番難しくしている点として「クレベルのMMAの上達」を挙げた。青木は「自分の技術を出したい欲求が、ファイターにはある」とし、「上手くなると打撃の攻防が生まれる。打つと、隙も生まれる。それ（欲）をどれだけ封じて勝ちに徹することができるか」だとした。
クレベルが欲を出した場合、「そこの隙間に対して朝倉さんがバチーンと合わせる可能性は正直ある。勝つとしたらそこだけ」と朝倉のKO勝ちの可能性も示唆した。
■試合の流れは「立ち位置」次第
青木は勝敗予想を「クレベルのバックチョークか、ダースチョーク一本勝ち」とし、「朝倉さんが勝つとしたら判定かな」とまとめた。
試合展開はサウスポーの朝倉と、オーソドックスのクレベルの攻防とあって、“位置取り”が非常に重要になってくるとし、「朝倉さんはぶっちゃけ立ち位置。外側に立てれば全部解決する」と自身のすべての打撃が入り、クレベルに組まれない“外側”に立たせてもらえるかで「試合の流れが決まる」とした。
青木が重要視した「外側の取り合い」。試合開始直後にプレッシャーをかけて流れを掴むのはどちらか、「最初の一歩」に注目したい。
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