
ドジャースは2025年シーズンのここまで、58勝39敗の成績でナ・リーグ西地区首位。オールスター直前に7連敗を喫したものの、序盤のリードを活かす形でリーグをけん引している。
そんななか、MLB公式サイトは後半戦に向けた各チームのキーマンに言及しており、今季不振にあえぐスーパースターが選出されている。
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■開幕シリーズ前に体調不良も
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は日本での開幕シリーズ直前に体調不良を訴え、体重が激減するなど帰国を強いられた。その後、アメリカ本土での開幕以降は「2番遊撃」として出場しているが、前半戦は89試合の出場で打率.244、11本塁打、45打点の成績。大谷翔平投手、フレディ・フリーマン内野手らが名を連ねた一方で、オールスター出場を逃した。
そんななか、MLB公式サイトは「後半開始時点での各チームのキープレイヤー1人」と見出しを打ち、各球団の後半戦のキーマンに言及。ドジャースからはベッツを選出している。
記事内では、「ベッツはドジャースにおいて、そしてキャリアを通して最も期待外れの前半戦を過ごしたと言える」と断言。ここまでのOPS.696はレッドソックス時代の2015年に記録した.792を1割以上も下回り、オールスター前では自己最低の数字だったと記している。
ドジャースは主に三塁手を務めてきたマックス・マンシー内野手が3日(同4日)に左膝骨挫傷のため負傷者リスト(IL)入りし、ジャイアンツから獲得したマイケル・コンフォート外野手が打率1割台に沈むなど、7月末のトレード期間までに補強に動く可能性も噂されている。
そんななか、MLB公式のソニア・チェン記者は「もし彼が打撃を覚醒させることできたら、トレード期間におけるどの補強よりもドジャースにとって大きなインパクトを残すことになる」と述べており、ドジャースの精神的支柱の復活がチームに与える影響は大きいと見ている。
前半戦好調を維持した大谷、フリーマンと“MVPトリオ”の一角を占めるベッツの復調は、2年連続世界一を見据えるドジャースの起爆剤となり得る。はたして、32歳のスーパースターは後半に本来のパフォーマンスを取り戻せるのか。
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