
エンゼルスの元監督フィル・ネビン氏が16日(日本時間17日)、元メジャーリーガーのエリック・ホズマー氏らがホストを務めるYouTubeに出演。かつて指揮を執った大谷翔平投手(ドジャース)に関するエピソードを語った。野球に全てを捧げる姿勢に驚かされたと明かしている。
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■「生活全てが準備」
YouTubeチャンネル『Diggin’ Deep Shows』に出演したネビン氏は、エンゼルスの監督時代に大谷と交わしたとある会話を振り返った。ボストンマラソン開催の影響で、午前11時に開始されるレッドソックスとの試合に大谷の登板日が重なり、先発を変更するか尋ねたという。
ネビン氏は「俺はショウをオフィスに呼んで、『朝11時に試合開始だよ。カリフォルニア時間だと朝8時だ。ニューヨークの火曜夜にずらすこともできるけど』って聞いたんだ。奴はカレンダーを見ながら考え始めて『いや、月曜に投げるよ。夜7時に寝て、朝5時に起きれば全部ルーティンをこなせる』ときたもんだ。思わず通訳に『こいつ、今7時に寝るって言ったのか』って聞き返したよ」と、笑顔で当時を振り返った。
「ベッドに入っても天井見つめて寝られねえよ。どうやったら夜7時に寝られるんだ……。でも奴は、アイマスクをつけて普通に寝てしまう。起きてから寝るまで、生活全てが世界最高の選手になるための準備なんだよ」と明かすと、ホズマー氏はやや苦笑いで驚いた様子。プロ意識の高さに舌を巻いていた。
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